人は関係から誰も離れられない

人は関係から誰も離れられない
 5月長野中野市で4人殺傷という事件が起きました。「自分のことを散歩中に話していたという」被害妄想が沸点に達して理性を失っての凶行と言われています。亡くなった被害者二人と警察官二人の尊い命が奪われてしまったことは遺族からしたらやりきれない思いでしょう。
 メンタル問題から少し考えて見ると、私たちが会話する内容の大半は「人」の話だということで
す。職場なら上司、同僚、部下の話、家庭なら同居家族の話、近所の人が集まれば、近隣の家の話。話に出さなくても、自分の心の中の“つぶやき”を眺めてみると、やはり“人”のことが多いと思ませんか。あの上司が、同僚がと、ことほど左様に“人”のことをつぶやいています。
 先の事件のような事の起こる背景には、事件を起こした本人の置かれた状況、性格、環境、そしてきっかけ(ひきがね)があります。なにげに話したことが聞く人の性格や状況によっては、無視できないものとして心の中に広がっていくことは十分にあり得ることです。他人を攻撃することは
事件になってしまいますが、内面に向いてメンタル不調を起こすことは身近に感じませんか。
 だからストレス対処が必要なのです
人が人の悪口、批判を全く言わない、思わない人はいないと思います。誰からも好かれる人もいません。反対に誰からも嫌われる人もいません。人はそういうものだと割り切ることが大切です。
 人は人との関係で傷つき、人との関係で癒されます
嫌な関係もあるかもしれません、そんな時には良い関係を身の周りにつくりましょう。
人間関係以外で自分のストレス発散を考えましょう。
職場の人間関係、そこには期待がありますので、それに応えるようにしましょう。期待は心の中でつぶやかずにきちんと伝えましょう。関心持って声かけしていきましょう。人は無関心の中で孤独を感じ、マイナス感情を抱いていきます。管理監督者は部下に良好な関心を持っていきましょう。
 

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