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☆本#98 微妙 「たそがれどきに見つけたもの」朝倉かすみ著を読んで

著者は、今年数冊読んだ作家のひとりで、エンディングが実は好きじゃないんだけどこれは違うような気がして読んだ短編集。

表題作はバッドエンディングではなかったものの、挿入エピソードが悲しい。やはりハッピーエンド好きな自分には向いなかった。

最近、小説のバッドエンディングが好きなひとたちがいると知り(今頃!汗)、腑に落ちた。直木賞作家でエンディングが幸せに終わらないタイプでもう読まなくなった人がいるけど、ちゃんと需要があったのだ。

そういう人にはこの著者の物語は、とても琴線に触れるかもしれない。

作家によっては、ハッピーエンディングとバッドエンディングの両方を書くひともいるけど、この著者はおそらく後者がきっと書きたいことなんだろうな。

ハッピーエンディング以外が好きな人向けの小説。

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