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映画「キリングフィールド」を観て

戦争ものは極力観ないようにしているけど、最近だとミャンマー問題、難民問題、海外のテロ問題が頭に浮かんで、たまには見ておいた方がいいかもと思って観た。

アメリカ人記者とカンボジア人ガイドと、1970年代のカンボジア内戦時代の実話ベースの話。

驚いたのが、カンボジア人ガイドが実は演技経験がなかったこと。とても真に迫った演技で、アカデミー助演男優賞を獲ってる。

悲惨なシーンもあるけど、それより人の絆や思い、緊急事態の人道的行為が描かれていて、最後が良かった。ちゃんと生き延びて、家族と再会を果たして。

それにしても、以前ISが子供を誘拐し人殺しを教えるというようなニュースを読んだことがあるけど、子供が武器を持つと危険だというのはこの映画でよくわかった。短絡的で衝動的で無感情的。衝撃的なことを脳の発達時に日常的に経験すると、感情がマヒしてしまうのだろう。

デュカプリオ主演の「ブラッド ダイアモンド」というアフリカで平均寿命が異常に短い国が舞台の映画でも、子供が誘拐され、それを探しに行く父親がやっと息子に会えた時、息子は半分洗脳されてたのを思い出した。


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