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☆本#40 母親と人格形成 Becoming by Michelle Obama

アメリカでベストセラーになったミッシェル・オバマの本「Becoming』をついに読んだ。日本語版のタイトルは「マイ・ストーリー」。子ども時代からファーストレディを終えるころまでの話。

本はぶ厚かった...。洋書は日本の本と違って紙が厚く、この本はページ数も多い。なので、手に取ってページを開くまで数日以上かかった。なんというか、プチ覚悟がいる感じ。

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偶然オプラの番組でミシェル・オバマにインタビューした動画を見てたので、気さくで、弁護士という職業だからか話し上手で、ユーモアのある明るい人という印象を持っていた。

この本で、弁護士試験に落ちた話や、「夫は結局黒人なので大統領に選ばれると思ってなかった」とか、正直な人だと思った。

本に載っている小学校の集合写真2枚からドーナツ化現象が見て取れた。2枚目の写真は1枚目と比べて白人の子どもがいない。なので、裕福な子弟出身ではない。

ミッシェルが卒業したのはアイビーリーグのひとつプリンストン大学。彼女が通った80年代、まだほとんど周りは白人男性だったらしい。今では男女比率はほぼ同一らしいけど、1969年まで男子校だったから当時女子学生は少なかったのか。

オバマの選挙戦の際、同行していた彼女はメディアにファッションを取り上げられるようになり、シカゴのショップのスタイリストと相談して、ブランドが偏らないよう、ハイファッションとファストファッションを交互に来ていたらしい。背が高いので(調べたら180㎝弱。ちなみに現ファーストレディも180㎝。高い~)、何を着てもバランスよく似合う印象だけど、注目される日々は大変だったに違いない。

ファーストレディの日々でストレスは溜まっていったようだけど、結局のところ、ストレス解消が上手だった。

そのひとつ、オプラも動画で言っていたけど、ミシェルは「忙しくて自分の時間が持てないとき、朝30分早く起きた」。ストレスを溜めない傾向にあるひとはこの「自分のための時間を持つ」ことを無意識的にやってるかもしれない。

それにしても、家を買ったらDCへ引っ越すことになったという話、「家買ったら転勤」って、世界でもあるある??


本の最後に関係者への謝辞が述べられていて、いちばん最初に来るのは母親だった。周りの人や環境が人格形成に多大な影響を与える。子ども時代にだれが側にいるかがとても大事であることがわかる。

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