人生の棚卸 ~32-33歳:中米ベリーズへ移住。現地で起業~
さてさて「勝手に自分の人生棚卸」を始めて、今回で5回目です。
人生の変遷まとめ
①0-8歳 :敬語を操る5歳児。いいとこの内向的な箱入り娘
②9歳 :両親の離婚。弟との別居。居候
③10-15歳:人生MAXピーク。学校改革を起こす生徒会長
④16-18歳:青春の喪失期。金髪ガングロ女子高生
⑤19-22歳:グータラ大学生から、海外一人旅へ
⑥23-26歳:リクルート入社。ダメダメの終わってる新人
⑦27-29歳:営業としてフィーバー。楽しすぎる仕事
⑧30-31歳:マネージャーになり、学んだマネジメント
⑨32-33歳:中米ベリーズへ移住。現地で起業 ←ここ★
⑩34歳→今:ベンチャー企業へ入社。3足の草鞋
⑨32-33歳:中米ベリーズへ移住。現地で起業
▼ベリーズでチャレンジすることを決めた背景
2017年7月。31歳。
仕事:リクルートで10年目。どんどんWILLが増えて毎日最高だった。
プライベート:結婚を意識する人もいた。
そんな時に、3年前に一人旅で訪れたベリーズで会社を立ち上げた前職の会社の社長から、「一緒に働かないか?」とお誘いを受けて、めちゃくちゃ悩みました。
でも、一度は、海外でチャレンジしてみたい。
その思いは、心のどこかにあった。
仕事、結婚、夢。
人生なんて1回切り。今、逃したら、絶対後悔する。
だったら、飛び込んでみよう。
と思って、ベリーズ行きを決めました。
▼ベリーズへ行ってみて分かったこと
海外は、本当の自分になれる。
リクルートでも死に物狂いで働いていたし、マネージャーにもなったし、正直、給料も良かったです。とても勉強させてもらった。しかし、身にまとうものはどんどん高級になろうとも、プライベートは削り、お肌はボロボロ、健康とは真逆だった。それと同時に、本当の自分を見失っていた。
だからこそ、年に3~4回の海外旅行は、私は自分を取り戻す重要な時間だった。非日常の中で、本当の自分とは?ということに向き合える。思考デトックスができる旅の時間は、貴重だった。
そして、ベリーズに渡って、社名とか、肩書とか、家の裕福さとか…何も関係ない。
【Mika Kozawa】で、戦わないといけない。
それは、苦しさもあったが、すごく、気持ちの良いことだった。
▼本当の自分は、タダの箱入り娘
ビビリで、小心者で、優柔不断で、出不精で、体力無くて、語学力も無い。
海外に渡って、まず、このことに、面食らった。
「何とかなるだろう」
と思っていたけど、何ともならんかったです。
最初は。
だからこそ、家族の絆、友達の存在、応援してくれる人の有難さ…
今まで気づかなかった沢山の繋がりを感じられました。
そして、本当の情けない自分を、さらけ出して、
受け止めて、成長していこうと、心底思えました。
▼現地での仕事内容
現地旅行会社の大まかな流れ
【営業→手配→旅行催行】
・営業
・販促/商品企画
・広報
・ツアーコンダクター
・ホテル/ツアー会社手配
・ツアーガイド
・通訳
・経営企画
…何でも。
+
・旅人♡
▼ツアーガイドとして大事にしていること
安全に配慮し、ニーズを汲み取り、お客様以上に旅を楽しむ。
やはり、案内してくれたガイドが、その場所のことが大好きで、目いっぱい楽しそうに話してくれたら、みんな楽しい雰囲気になる。
だからこそ、私は、お客様以上に楽しむ!ということを決めていました。
▼ベリーズで起業
やりたいことを追求するには、この選択肢以外、無かった。
元来、私は旅人。
当時、旅を通じて、人を幸せにしたいと思っていました。
また、ベリーズという観光資源溢れた国で、旅に関わることが出来るのは、すごく幸せなことだったし、それを通じて、ベリーズという国に貢献できる。
それって、町興しならぬ、国興しやん!面白い!
そのために、これまでの固定概念や“できない”という制約条件に捉われることなく、柔軟に、自由な発想で、楽しく、お客様一人ひとりの“やりたい”に合わせた旅を創ることがしたいと思っていました。
そのために、起業し、リスクもあるけど、自分の力で、色んな顧客を開拓しながら、形にしていこう!と思い、起業しました。
▼必死な営業活動!
①メキシコ在住の日本人へアタック
メキシコ在住の日本人は、12000人。そして、メキシコでは、TabiTabi東洋という日本人向けのフリーマガジンがあり、その特集を2カ月連続で掲載していただくことを取り付けました。そして、その後も、「コザベリ!~ベリーズ在住のコザワがお届けする現地のオモシロ情報~」というコラムを毎月連載させていただくことも決定。そんな形で、メキシコからベリーズへお越しになる方も増えていきました。
ここからの反響は実に大きくて、「コザワさん!FANです~!」と言っていただける機会も増えて、認知が広がっていくことがすごく嬉しかったです^^
②DIVERの雑誌に取り上げていただく
ベリーズという名前なんてほとんどの日本人が知らない中で、唯一、たくさんの人が知っている属性。それが、スキューバーダイビングをするダイバーたちです。日本でダイビングの雑誌は2社。そのうちの1社がこのDIVER。
訪問してすぐは、「ベリーズは2回取り上げたことあるから…」と消極的だったのですが、「DIVER -DIVING, TRAVEL and LIFESTYLE MAGAZINE-」のサブタイトルに注目して、「ベリーズは、ダイビングだけではないんです!ジャングルやマヤ遺跡があり、料理も充実しています!そんな旅することを通じて、非日常を感じてほしい。だから、ベリーズを取り上げて欲しいんです!」と懇願し、掲載決定。
取材のコーディネートでは、ダイビング、マヤ遺跡、洞窟探検、レストラン、ホテル…などなど、様々なコーディネートを実施。
創刊されると、実家には、30冊買われていましたw
店頭に並んでいるのが、、、嬉しすぎる(TT)
そして、「現地在住のコザワがナビゲート!」というコーナーを設けていただいたりもしました。
なかなかこれは、興味深い体験でした。
③名古屋でBELIZE NIGHTを実施
ユースホステル×カフェバーを運営されているGlocalというお店で、「ベリーズのことを知ってもらう」という目的で、ベリーズの料理とお酒、更には、ベリーズ情報をプレゼンさせていただく、ということも実施。
日曜の夜だったのですが、なんと60人ほど集まっていただき、奈良からわざわざお越しいただく方もいらして、本当に感無量でした(TT)
▼1部ベリーズ情報のプレゼン+クイズ大会
▼2部コザワのキャリア
そんなことをお話させていただきました。
▼チモーレというブラックスープ。旨い!
▼ライスアンドビーンズという炊き込みご飯、酸っぱい前菜のセビーチェ、ラム酒のラムパンチ、ラムコーク
▼ベリーズに遊びに来てくれた友人
▼私にとっても貴重な体験でした
④ショコラティエ パレ ド オールでベリーズのカカオを使っていただく
ベリーズは、マヤの人たちが初めてカカオ豆を使ってチョコレートを作った場所、とも言われており、「ベリーズのカカオ豆について、話をさせていただけませんか?」と、チョコレート屋さん、バイヤーなどなど、アタックしまくった。
その結果、なんと、このショコラティエ パレ ド オールの三枝さん自らがご返信くださって、商談!東京駅の新丸の内ビルディング1階に入っているショコラティエ パレ ド オール。チョコレート好きだったら知らない人はいないというぐらい有名なチョコレート屋さん。
その後、提案をし続けて、屈折半年、ベリーズにお越しいただくことが実現。ベリーズのカカオ農場をご案内。
更に半年後、ベリーズのカカオ豆を使った商品が通常ラインナップとして並ぶことが実現できた。
いやー、これが店頭に並ぶなんて、夢にも思っていなかった。
まさか、あの、ショコラティエ パレ ド オールで、ベリーズのカカオ豆を使っていただけるとは・・・。世界のチョコレートコンクールでも銀賞を獲っています。ぜひ、ご賞味ください。
そんなこんなで、コザワの挑戦はこれ以外にもたくさんありましたが、代表的なところをお伝えしました。
そして、ベリーズの後半は、こちらをご参照ください。
本当に、この1年間は、色々とありました。大先輩に言われます。
「人生の良いインターンシップだったな」と。
まさに、そうだなって。
海外で孤軍奮闘しながらも、たくさんの人の協力を得て、現地で自分の会社を立ち上げ、ベリーズという国名を日本人に認知してもらい、国興しに貢献。たくさんの辛いこともありましたが、明らかに自分を強くしましたし、なかなかできない体験だったな、って思います。
では、また次回のnoteで~!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?