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最近のプレイリスト(2024年4月~7月)

前書き

金曜日は1週間のなかでも特別な日だ。夕方の繁華街はまちゆく人で溢れ、ふだんよりも色めき立っているのを感じる。わたし自身が今日、休日だったために、とらえた風景をそう感じたのかもしれない。ただ金曜日が多くの人にとって何かたのしいことを想わせる日であることにかわりはない。

まして今夜は、フランス・パリで行われるオリンピック開会式の前夜だ。フランスTGVが襲撃されたというニュースには驚かされるが、今回のオリンピックが無事に開催されることを願う。近所の店で購入したコーヒーとたまご味のつよいシュークリームをほおばりながら、綴る文章。

最近のプレイリスト

わたしはどうも最近、あまり新しい曲を聞くことができていない。まともに聞いた最新の曲といえば、瀬尾祥太郎(MONACA)が作曲・編曲を担当した「Yellow Big Bang!」とRIP SLYMEがアイマスに提供した楽曲「GOTCHA」ぐらいだ。

ただ音楽自体はよく聴いている。BOSE製のワイヤレスイヤホンを手に入れたので、それを使ってマルーン5の「Sunday Morning」か、LIBROの「雨降りの月曜」を聴き、1日をはじめるのが日課になっている。今回のテキストでは直近の3、4か月で私がよく聴いた曲6選を紹介する。

yuigot+長谷川白紙「音がする」#1

直近で公開されたTHE FIRST TAKEでの衝撃的なパフォーマンスでも話題となっている長谷川白紙と作曲家yuigotが共同で制作した「音がする」。ひとつひとつの音が非常に粒だっているなかで、多彩なコードワークを感じる1曲となっている。

コードを前面に出したイントロ、フューチャーベース要素の強いサビ、Cメロでのピアノソロの展開などパートごとに異なる色をもちながら、1つの曲としてまとまりを感じる。いつ、どのタイミングで聴いてもたのしませてくれる名曲だ。


ダニエル・パウター「Bad Day」#2

Canada's Got Talent 2024でのダニエルのパフォーマンスを何度もみてしまうのが最近の私の癖。「Bad Day」を知ったのは、今年の4月ごろにヴァネッサ・カールトンの「a thousand miles」にはまったときに、ピアノ弾き語りの曲を調べたことがきっかけだった。

曲はもちろんだし、歌詞もいい。”You sing a sad song just to turn it around."とか、曲名にもなっている”You had a bad day."というメッセージ性がいつ聴いてもいい曲だなぁと感じさせてくれる。Cメロの”Sometimes the system goes on the blink”の展開するところも本当に良い。なによりダニエルの歌声が最高すぎる。


KREVA「タンポポ feat.ZORN」#3

Dr.KZORNさんのリリックがすごすぎて、卒倒しそうになる1曲。最近、アルバム『新人クレバ』をずっと聴いていて、「音色」とか本当にいい曲だなぁと思うが、タンポポはさらにそれを上回る感動をくれる。リリックひとつひとつの韻とストーリーとパンチラインが完璧にマッチしている。

KREVAさんは言うまでもなくフロウと韻の究極系スタイルがすごすぎる。「マイナスなバイアスはいらない ヤバイやつと(ヤ)バイやつ 橋渡し」以降の歌詞がとくに好き。ZORNさんは入りのパンチラインで度肝を抜いてくる。「美女のモデル」と「味噌と米」で韻を踏むのかっこよすぎる。


ジプシー・キングス「Volare」#4

6月に昭和女子大学の講堂で行われたライブを観に行って以来、私はジプシー・キングスの虜だ。「Bamboléo」や「Baila Me」のリズムがずっと頭から離れないし、Youtubeで「Djobi, djoba」をリピートしてしまう。

なかでも「Volare」を聴くと、ライブのアンコールでのパフォーマンスを思い出す。サビでの美しいアコースティックギターの響きとリズムを聴くと踊りだしたくなってしまうのだ。ジプシー・キングスのライブを観ることができたことは本当に貴重な体験だった。


D'angelo「Brown Sugar」#5

ジャズ調のイントロ、独特なリズムで紡ぐ歌といいあまりにも優れた1曲。サビを”I want some of your Brown Sugar”という歌詞と同じリズムの繰り返しにするという洗練のさせ方、心地よいベースラインが本当に素晴らしい。名盤の表題にふさわしい名曲。


ジャコ・パストリアス「6/4 Jam」#6

きのう、しごとの帰りにひさしぶりに聴いたジャコの「Donna Lee」があまりにすごすぎて、電車を乗り過ごしてしまいそうになった。終電なのに。ジャコを知ることができたことは自分の人生で本当に幸運なことだったと思う。彼の「手」は本当に素敵だ。いつまででも聴いていたくなる。

ウェザー・リポートの「Havona」も最近のプレイリストの定番。ジャコのベース音の粒立ちはほとんどのベーシストにとって憧れであり、教師であるように思う。16拍子でも安定しているのがすごすぎる。


おわりに

以上、最近の私のプレイリストでした。最新の曲も聴いていきます。おすすめがあったら、紹介していきます。

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