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朝にご飯を楽しめる、そんな余裕を。

朝ごはんを食べない生活をしてもう何年になるだろうか。

渡しが生まれ育った家庭は3食しっかり食べる派ではあったので、朝ごはんは毎回あった気がする。気がするだけで、お米派だったのかパン派だったのか明確なことは覚えていなくて、自分で茶碗を用意していたのか、起きたらキッチンに行って勝手にトースターに食パンを入れていたのか、定かではない。

最近特に、記憶が曖昧になってきているが長く浸かっていたはずの日常の1シーンでさえ記憶が薄れていることにたまに驚く。

まあ、そんなこんなでひとり暮らしを始めた頃がしっかり朝を食べないとやっていけない身体だった。ゆっくりできる休日の朝にいつもより少しコストがかかるけど、ホットケーキを焼くのが好きだった。甘いものがあまり好きではない私が唯一自分で作るスイーツ(?)だったかもしれない。

だけど、4年ほど経ったころ、社会に出始めた頃からだったと思うが、気づくと朝ごはんを食べないのが普通の日常になっていた。
夜が遅い生活になって、朝起きたときにお腹が空いていることがなくなったから。無理に食べるのもなんだか疲れてしまうし、食べると吐き気がするよような疲れた日々もあったりして、いつのまにか朝ごはんは食べずにランチが1日の最初のご飯になった。

食べないといけないと思って食べるご飯より、お腹が空いて食べるご飯のほうが美味しい。
朝ごはん抜きで迎えるランチは、だいたい腹ペコ状態だから、美味しい。
長らく、昼休みがきっちり12:00〜13:00みたいな職場にいないので、お昼の時間もばらばらだ。12:00前に食べてしまうこともあれば、15:00になってしまい、もうこれは夜ご飯はいらなくなるのではないかと思うときもある。
まあ、結局、夜は夜でお腹がすいて食べちゃうのだけど。

そんな生活の私が年に何回かだけ朝ごはんを食べる時がある。
旅行のときだ。基本的に旅行先ではゆっくりしたいので朝夕付きのプランが多い。(もっと若い頃は素泊まりプランが圧倒的に多かったけど!)犬と暮らすようになってからはなおさらだ。
朝食付きのプランでは当然朝ごはんがあるわけで、せっかくお金も払っているし、普段自分では作れないようなものばかりが並んでいるので、普段は朝ごはん無し派でも食べてしまう。
久しぶりに朝ごはんを食べるとこの朝のゆとりがいいなって思う。
旅先だからこその余裕もあるけど、朝ごはんをしっかり味わえるのって贅沢な時間だなって。

野菜たっぷりのワンプレートに焼きたてのパン。美味しかった。


今度、休みの日に久しぶりにホットケーキでもつくろうか。

だけど、せっかくの休みの日に早く起きるのは嫌だからブランチくらいにぎりぎり間に合うくらいの時間にしよう。



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