私を理由にして責任を押し付けてくる人がいたので一喝した話
執筆をプレゼントした人
昔、私が執筆を始めたばかりの頃、私の話をとても羨ましそうに聞く同僚がいた。
その同僚はもっと昔に、執筆をパソコンを使ってやっていたらしいんだけれど、周りの目を気にして「こんなこと続けてていいのか?」と不安になって辞めてしまったと言っていた。
「普通、企業で働くものでしょ?執筆なんかで生きていくなんて誰も賛成してくれないし」と悲しそうに私に語っていたのを覚えている。
その同僚の「本当はやりたい」という気持ちはみえみえだった。親の目や周りを気にして不安になって辞めるってことは、本当は好きなことだったけれど、「自信が無かった」だけと言えるから。
だから、私はパソコンをプレゼントした。
もちろん、買ったわけではなくて私のおさがり。でも、そこまで古くなくて割と使えるやつだった。年数は経っていたものなので長持ちをするような品じゃなかったけれど、彼女が喜んでくれたからそれだけで嬉しかった。
プレゼントしてから半年たち、彼女は嬉しそうに報告をする。「こんな記事が書けた」「こんなことができた」と。
私はそんな彼女が楽しそうなので、楽しくなれた。
自信のなさから押し付けられた
でも、ある時悲しい出来事が起こる。
それは、私が執筆に自信を無くしていて、彼女に相談した時だ。
私は「書くのやめようと思う」そう電話で話した。
私は正直、慰めてくれるもんだと期待しちゃってた。「まあ、そんなときもあるよ」そんな軽い話で終わると思っていたのに。
「私はあなたに勧められたから始めたのに!!」
「私だって頑張っているのに!!」
と、言うのである。しかもメッチャ急に口調強くなって論破された。こっちの気持ちを聞く気も無し。何回も同じことを繰り返し言われる。
つまりは、言っていることを翻訳すると。
「あなたが私の始めた理由なんだから、あなたには継続する責任があるでしょ」
という意味だった。
一瞬何を言われているのかわからなくてフリーズした。「え?聞き間違いかな?」と耳を疑った。
あれ、私って「この人の為に頑張らなきゃいけない存在だったのか」と思ったと同時に、「でも、あなたのせいで始めちゃったのよ」みたいな言い方はどんなもんかね。と傷ついた。
「一緒に頑張りたい」じゃなくてあくまで「あなたが言ったんだから」を貫くわけで。
なら「あなたが興味あったせいで勧めちゃったんだけれど」って言っていいの?違うよね。
それとも、興味があったように見えただけなのだろうか。提案した時に「貰えるのならすごく嬉しい!!」とはしゃいでくれたし「無理はしなくていいよ、いらなくなったら売って足しにしていいし」とまで言ったのに。
責任をどこかへやれば楽?
その同僚は執筆が上手くいっていなかったのだろうか?
別に、「思うようにいかない」なんて相談はなかったし、「彼女なりに試行錯誤して頑張っている」感じで私にはバリバリ話しかけ続けていた。
でも、結局私が「ちょっとやめるわ」って言ったくらいで「怒っちゃう」くらいなんだから、「何か不安要素」があったのだろうか?
話されていないので、特に自分もわからなかった。ハッキリ、わかりやすく伝えてくれるタイプではなかったので、もしかしたら気が付かないところで「執筆本当はしたくないのにあなたのせいで無理をしている」サインを出していたのかもしれない。
ただ、今思い返すと、彼女は「自信がない人」だった。
だからきっと、私に責任を押し付ければ楽になったんだと思う。何かに取り組む理由を誰かに置けば、難しいことは考えなくてよくなるし、辞めた時に誰かのせいにしちゃえばいい。
昔、周りに否定され続けたからこそ、怖くて自分で責任を持てなかったんだと思う。
でも、それって楽ちんだけれど成長できなくない?
それまでの関係だった
結局彼女とはそれまでの関係だった。
別に感謝して欲しいとは思っていないけれど、パソコンのことちょっとはありがたいと思ってほしかったな。
本人は心では思っているのかもしれないけれど、結局「あなたが言ったんだから」って言葉が出てくる時点で、「あ、そこまでのことだったんだ」とは思ってしまうものである。
言っていることと心と行動が矛盾していると相手には上手く伝わらない。
以前こんな記事も書いたのでぜひ見てほしい。
また、「感謝しているの?」
と怒れば。
「感謝しているけれど、でも~~~~~~~~で~~~~~」
という会話がずっと続いたので私も相談したい本当のことが相談できなかった。結局、同じ会話がループしたまま電話は終わった。
「感謝してないじゃん」
ってちょっと悲しくなった。感謝して欲しいなんて思っている訳じゃないけれど、ここまで言われると凹んだ。
ひとつひとつを大切に感じ取って「感謝する」ことができないほど、他人ばかりを気にして他人のせいにしやすいように感じる。
私はその後何度も同じことを言われるので怒った。結局、怒ったら最後彼女からは謝罪もなく、ありがとうもなく、「急な縁を切る」が発生をした。
人間関係って難しいなと思った。
今度はもっと、信頼できるようになってから物はプレゼントしよう。
私は強い意志で書いている
私は「私が執筆をしたいという強い意志」で書いている。
確かに誰かに教わったし、誰かの意見を聞いて執筆を始めた。でも、それは参考程度にしているし、始めた誰かの理由は「きっかけ」でしかない。
私は書きたいからとにかく書いている。誰かが書いているから書いているわけではない。
私は「人が何をしてくれたのか」にもっと注目することが大事だと思う。人から教えられたことを鵜呑みにするんじゃなくて、参考程度にして、自分にはその結果「何ができたのか」の方が大事だ。
そうやって、人を大切にできた時、上手くいくし人生は豊かになると思う。
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