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緊張と不安から神経が消耗してしまう話

私の特徴

私は人話すのが苦手だ。全く話せないわけではない。コミュニケーション能力が周りの人よりも無いので、他人とうまく関われないことが多いのだ。

相手の気持ちを汲み取ったり、気を使うことや空気を読むことがあまりできない。それができるように必死になってしまうと、帰ってからどっと疲れが出てしまう。仕事は作業自体はそこまで疲れないのに人で疲れが出てしまう為、仕事内容よりも会議や面談、ミーティング、先輩や後輩との昼食などが苦手である。

また、上手く話そうとし過ぎるあまり、からまわってしまい失礼なことを言ってしまうこともある。悪気はなくても、気が付いたら場が凍っているなんてことはしばしば。相手の気持ちを考えることがとても下手なのだ。

沈黙も苦手で、何か話さなければいけないと思い余計なことを言ってしまうこともあった。

でも、だからといって社会に全く出れないわけではない。コミュニケーション能力は社会では必要になるけれど、周りの環境や仕事内容次第では私は働くことができた。統合失調症や発達障害の自分を伝えることでサポートをしてもらったりして長く働くことのできた仕事もある。今は手帳は持っていないが、今後の自分の症状や体調で決めていくつもりだ。

また、いつも私は人とうまく話せないわけではない。上手く話しができる時と出来ない時の波が激しい。別人のようになってしまうくらい差はある。根本的には人と関わることは苦手なのだが、その程度が大小差がある為、社会で活躍できる時と極端にできない時があるのだ。

緊張と不安

私は人と関わると緊張と不安が強く出てしまう。

周りの人は人と挨拶することや何気ない会話は無意識にできる人が多い。でも、私にとってはとても大きな緊張と不安が付きまとう。

その為、多くの人と話して帰った日にはものすごい疲れが出る。平日5日間企業で働いていた頃、土日は寝たきりで休まないとやっていけないなんてこともあった。20代前半で休みの日に寝たきりなんて人はあまりいないと思う。みんな遊びに出かけたりしているものなのではないだろうか。

私は新卒の頃、周りは当たり前に何ともない顔でできていることが何故自分にはできなのだろうと疑問だった。当たり前に当たり前に周りができているのに。私は人と話すことに手汗が出るほど緊張し、顔が真っ赤になるほど考えてしまい不安に包まれていた。

緊張と不安が多くなり疲れるほど、仕事は次の日できなくなるし、周りとの会話もできなくなった。

神経の消耗

人と関わり緊張や不安に包まれることで、何故どっと疲れてしまうのだろうか。どうして休みの日に寝たきりになってしまうほど体に疲れが出てしまうのか。

それは〝神経が消耗している〟からだそうだ。

私の通院している心療内科の主治医の先生が教えてくれたのだが、人と話すことで緊張や不安を感じ疲れるのは人の顔色や声、ちょっとしたしぐさに神経が敏感になって色んなことを感じ取りエネルギーがすり減っているのだそう。私は人よりも小さなことに過剰に反応してしまう。

においや音にも敏感だし、周りの人よりも何事も強く感じやすいのだ。私は頭の中の情報量がかなり多いのだと先生は言っていた。だから何事も細かく感じ取ってしまう為、疲れがどっと出る。人より休養が必要にもなる。

神経がすり減ると

また、神経がすり減ると私は家事も出来ないし、物覚えも悪くなる。

神経がすり減ることで以下のようなことが低下する。

◇低下すること◇

・気力と意欲
・注意力
・記憶力

その為、もともと軽度だった発達特性が強く出るようになり物覚えや何かをしたいと思える気力が大きく低下し、社会生活や日常生活に影響が出る。もちろん人とも上手く話せなくなってしまう。日によって人とうまく話せたり話せなかったりするのはこれが関係している。

ちゃんと休まないと、酷い時は買い物をしに行って買ったことさえ忘れて、帰ってから玄関に生ものを数時間置きっぱなしにしてしまうなどということがあった。お風呂で洗う工程で髪の毛をシャンプーで洗ったのか流したのかさえ覚えていない時もある。

だから、私は周りの人のように週5日思考をフルに働かせて残業までしたりとバリバリ働けるわけではないし、発達特性が強くなってしまわないように休みながら働く必要があるのだ。

それがわかってからは派遣社員で融通の利く働き方をしてみたり、フリーランスという働き方で執筆をしたり、無理のない社会生活を送る為に努力をした。

今は統合失調症の症状が出始めて休んではいるが、また回復したらどんな働き方で生きていくか考えようと思う。

先生の言葉

先生がくれたメモ

私の通院先の主治医の先生は、いつも丁寧に私のことや症状について説明をしてくれる。高校生になる前から通っているからお世話になって10年以上は経つ。

私は自分の発達特性や統合失調症をずっと受け入れられないできた。時には先生に反抗し、病院に通わなくなったり、薬を勝手に辞めたり、自分と向き合えず抗ってしまうこともたくさんあった。

しかし、それでも主治医の先生は、ずっとそんな私を理解しようと努力してくれた。だから、私も主治医の先生の言葉を一生懸命に聞けるようになった。涙を流しながら診察の席に着いた日も、先生は一生懸命私に向き合おうとしてくれた。

未だに月に何回か診察に行かないといけないことが、めんどくさい……なんて感じてしまうよろしくない自分もいるけれど、私自身の為に治療することはとても大切なことだから、通い続けている。

だって、自分と向き合った先には豊かな人生が待っているから。

先生はいつも言ってくれた

「今、治療に向き合っていけば大丈夫です。あなたは元々豊かな人ですから。できないこともあるけれど、人よりもできることもあるんです」

「苦手な部分があるだけで、1つのことに集中する力や社会で活かせる能力も沢山あります」

その言葉があったから、私は自分と向き合うことが辛くて諦めそうな時も、逃げたい時も乗り越えられている。

▽大切に生きるをテーマに執筆中▽

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