見出し画像

シニア猫との暮らしに向けて

私達には、今年9歳になる猫がいます。名前はミア。
ミアは来年には10歳となり、いよいよシニア期に突入します。
 
老猫の介護に関する知識が全くなかったので
産休中に動物介護士の資格を取るため勉強し、
獣医師さんが書いた老猫のお世話の仕方についての本を読みました。
そして、結局何をすれば良いのか分からなくなったので、noteにまとめることにしました。
 
完全に自分用の備忘録ですが、これから老猫の介護を控えている方のお役に立てれば幸いです。
実際に今、老猫の介護をしている方のアドバイスもお待ちしています。
 
★noteでは主に、不妊治療や妊娠生活関連の記事を書いてきたので、興味のない方はスルーしていただいて大丈夫です🐈‍⬛


1. 毎日のお世話と健康チェック


まず食事について、シニア期は歯が弱くなり、硬い物が噛めなくなるので
ドライフードを与える時は粒を細かく砕く、猫用ミルクやお湯でふやかして柔らかくする といった工夫が必要みたいです。
食器が滑って少しずつ動いてしまうと食べづらいのでなるべく固定し、
足腰の負担を軽減するため、エサや水は猫が食べやすい高さ(=首の骨から背骨ができるだけまっすぐになる高さ)に置くのが◎。
エサを沢山残したり、食いつきが悪かったりする場合は病気のほか、歯の痛みや口内炎、歯周病も考えられます。
きちんと食べているのに痩せていく場合は、胃腸や内分泌の病気の可能性が疑われます。
 
老猫は脱水症状になりやすいので、飲水状況もチェックが必要。
首や背中の皮膚を軽くつまんで離し、2秒以内に元の状態に戻らなければ脱水の疑いがあるそうです。
朝決まった時間に計量カップで量った水を水飲み器に入れ、翌朝水を取り替える時におおよその残量を量れば、1日の大まかな飲水量がわかります。水を飲まないだけでなく、多飲多尿も病気のサインです。
 
トイレですが、今まできちんとトイレで排泄せつ出来ていた猫も、老化すると泌尿器系の病気になり、粗相しやすくなることもあるので
粗相をしても掃除がしやすい床材に変えたり、老猫にとって使いやすいトイレに変えたりする必要があります。
下痢が続いたり、排便がなかったりする場合はすぐに受診する必要がありますが、
便がいつもより硬かったり軟らかかったりしても、いつも通り食欲があり、元気そうであれば2~3日様子を見ても構わないとのことです。
尿は腎機能が弱まっていると色が薄くなるそうです。
 
猫は歯磨きを嫌がりますが、
老猫は歯石の付着により、口臭が強くなったり歯が抜けたりし、最悪の場合エサが食べられなくなったりするので、歯磨きは頑張ってもらいたいですね…
舌や歯茎の色・状態がおかしい場合、単なる老化ではなく病気の可能性があるので、お口の中もこまめにチェックが必要です。
 
猫は老化が緩やかで、認知症の発症や失明も極めて少ないと言われていますが、
苦痛を隠す生き物なので、飼い主が異変に気付いてあげるしかありません。
日頃から元気があるか、呼吸が苦しそうでないか、全身に異常がないか(例:リンパ節の腫れ)等を確認してあげる必要があります。
特に「頑固になり動かない」「静かなところで動かない」場合は痛みや、重大な病気の可能性があります。
近所で夜間・救急診療をしている動物病院を探しておくことも重要です。
 
【心拍数と呼吸数を測ろう】犬と猫はこうやって測ります!(宮田動物病院)

リンパ節の位置

2. 老猫のお手入れ

シニア期に限らず、幼少期からやっていることと思いますが
老猫は体力低下によって毛繕いの頻度が減るので、ブラッシングや体拭きは増やした方が良いみたいです。
老化によって耳垢が増え、目のまわりに汚れがつきやすくなるため、耳や目の汚れも丁寧に拭いてあげます。

3. シニア期に向けて、新たにやったこと

シニア向け用品の購入

ミア専用の計量カップや、トイレの下に敷く防水シートを買いました。

嘔吐時はいつも、普通のビニール袋やキッチンペーパー、除菌ウェットティッシュを使っていますが
ペット用品店では排泄物汚れ専用のお掃除シートや、排泄物の処理がしやすい袋が売っているので
値段は高めですがついでに購入しました。

ドライフードを砕いて食べやすくするためのフードクラッシャーもGETしました。

ドライフードはまだ問題なく食べられているので、将来使用します。
 
足腰の負担を軽減するための食器台はAmazonで買いました。

使ってみたところ、姿勢が楽になり食べやすそうでした。
食器台を使用することで、吐き戻しも軽減されるみたいです。これはもう少し早く使わせてあげるべきだった… 反省。
 
歯みがきセットも購入し、早速使ってみました。

※LIONのPETKISS①歯みがきシート ②指サック歯ブラシ ③デンタルブラシ ④歯みがきジェル(チキン風味)を購入してみました。
 
まずは①歯みがきシートから…

意外とすんなり受け入れてくれたので磨けました!
慣れてきたら歯ブラシに移行したいと思います。


ペットのお世話記録アプリのダウンロード

毎日記録するのは大変なので、異常があった時のみ記録するようにします。


ペット保険への加入

迷いましたが、アイペットのペット保険に加入することにしました。
ペットの保険は人間のとは違い、窓口精算を希望する場合は病院によって使える保険会社が異なります。ミアのかかりつけの病院と近所の夜間・救急病院はアニコムとアイペットしか対応していませんでした。
この2社含め、ほとんどのペット保険は以下の場合保険金が支払われません。
 
<ペット保険で保険金が支払われない例>
・予防接種や健康診断等、予防目的の診療
・加入前からの病気やケガ・先天性異常
・歯科治療(歯石取り等)
・予防接種により予防できる病気
・爪切り
・時間外診療費および往診料等の診察加算料
・安楽死、遺体処置、解剖検査
 
要は、保険加入後に新たにかかった病気の治療にかかる通院、入院、手術費のみ補償されるという感じです。
 
WEB見積をしたところ、アニコムは補償割合70%で月払1,390円(年払15,190円)と安いですが、ミアは既に8歳なので入院・手術費しか補償されません。
アイペットは補償割合70%で月払4,410円(年払51,420円)と高めですが、入院・手術だけでなく通院費も補償される かつ 補償限度額も高かったのでアイペットの方を選びました。
 
ミアは何となく、将来病院にお世話になることが増えそうな気がしますし
動物看護師として働く妹にも、「猫はシニア期に腎臓病や、下部尿路疾患になりやすい。手術や入院を希望するのであれば、十数万とか数十万とか大きな出費になるし、腎臓病だと毎日点滴をすることもあり1回3000円はかかるから、入っていた方が良いと思うこともある」と言われたので夫にも相談の上、保険に入ることに決めました。

いつまでも健康で長生きしてね

この記事が参加している募集

ペットとの暮らし

猫のいるしあわせ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?