【読書感想】熟睡法ベスト101/白濱 龍太郎
「熟睡法ベスト101」こちらの本、読みました。
本書は以前記事にしたブックガイド的な本で知りました。
【読書感想】いま自分に必要なビジネススキルが1テーマ3冊で身につく本 - 熟睡法ベスト101
睡眠関連はずっと興味・関心があるジャンルなので、さっそく読んでみました。
本の内容
まずはAmazonから本の内容を抜粋します。
こんな感じの本です。
とあり、数が多いです。
基本的に1トピックが1~2ページにまとめられているため、サクサク読めます。
また、難しい言葉もほとんど出てこないので読みやすかったです。
著者情報
本書の著者である「白濱 龍太郎」でネット検索したところ、いくつかヒットしました。
リンクしておきます。
いくつか引用と感想
太陽光は最強の「覚醒スイッチ」
これまで何冊か睡眠関連の本を読んできていますが、「太陽光を浴びること」はほとんどの本で推奨している気がします。
本書でも一番最初に紹介されています。
なので、やはりこれは睡眠において基本中の基本なんだろうなと思いました。
ちなみに私は現在、基本テレワークなので出勤(外出)がないです。
なので太陽光を浴びるタイミングがなかなか難しいです。
ですが本書は、その辺りもカバーしてくれています。
「起床から4時間以内、午前中のうちに窓から外の景色を眺める」でもOKみたいで、これでも体内時計が調整されるとのこと。
手軽なので、これなら簡単に実践できそうです。
「宣言効果」を使えば目覚ましなしでも起きられる
これも以前、他の睡眠関連の本で読んだことがあります。
そして、試してみたこともあります。
試す前は「宣言するだけで起きられるなんてそんなバカな」といった感じで、半信半疑の状態で試しました。
これが意外なことに、バカにできないんですよね。
ただ正直なところ、何度か試して成功率は50%くらいでした。
体感としては、「宣言した方がちょっと目覚めが良い」くらいの感じでした。
成功したりしなかったりなので途中でやらなくなってしまったのですが、引用にもあるように「継続して行う」ことが重要なようです。
なので、いずれまたトライしてみようかなと思います。
ちなみに「宣言効果」でネット検索するとたくさんヒットします。
せっかくなのでリンクしておきます。
睡眠の質を向上させる15分のウォーク
先ほども触れましたが、私は現在ほぼテレワークです。
テレワークになる前は、出勤で駅まで10分ほど歩いていました。
ですが今はテレワークなので、午前中に歩くのはタイミングがなかなか難しいです。
テレワーク後は、たしかに睡眠の質が下がった感覚があります。
その原因の1つに出勤がなくなったことが可能性としてありそうです。
ただ、通勤はけっこうストレスに感じていました。
なのでテレワークによって通勤時間がなくなったのは、ありがたい状況です。
ということで理想的なのは、テレワークを継続しつつ睡眠の質を上げる(元に戻す)ことです。
これを実現するには、「午前中に休憩も兼ねて軽く散歩する」が良さそうです。
午前中に最低でも1回は休憩するはずなので、その時間で散歩してみようと思います。
まずは試してみて、睡眠の質がどう変わるかチェックしてみようと思います。
正しい昼寝の取り方で脳は劇的に回復する
これも睡眠関連の本でよく見かける内容です。
昼寝が効果的というのは、割と広く知られていることかなと思います。
ここから更に、寝る前にカフェインを摂取しておくのがポイントかなと。
コーヒーに含まれるカフェインで覚醒効果を狙いつつ昼寝するのは、計画的・積極的な昼寝という感じがして良いなと。
午後のパフォーマンスのための積極的な行動、という感じがします。
ちなみに昼寝は既に実践しています。
昼休みの時間内で、時間に余裕がある時に実践しています。
効果もけっこう実感しています。
幸いテレワークということもあり、周りを気にせず昼寝できるのでありがたいです。
テレワークなので昼休み以外の時間でも昼寝できたりします。
ですがさすがにそこはメリハリをつけて昼休みの時間内で、というルールにしています。
あとは気を付けていることとして、ベッドでは寝ないようにしています。
いくらテレワークで自宅だからといって、ベッドで寝ると本格的な感じになってしまうので避けています。
机に突っ伏す姿勢で、短時間の昼寝になるようにしています。
午後の眠気対策はランチメニューを見直す
とりあえず、ランチを食べすぎてしまうのは避けたいところです。
うっかり食べ過ぎてしまうことも稀にありますが、やっぱり午後の仕事のパフォーマンスが落ちてしまう感覚があります。
ちなみに、引用した「食事をしたあと」「血糖値」「インスリン」といったワードから、以前記事にした「血糖値スパイク」の件を思い出しました。
【読書感想】在宅HACKS! - 「血糖値スパイク」を回避する
上記記事と本書で、対策も似ています。
上記記事は「食物繊維の豊富な食材を最初に食べ、糖質の多い食材を最後に食べる」という対策。
栄養素と食べる順番を意識する、という感じです。
本書は「炭水化物(糖質)を控えめにして、タンパク質や野菜などの食物繊維を意識して食べる」という対策。
栄養素とその割合を意識する、という感じです。
まとめると、
タンパク質や野菜などの食物繊維を意識して、最初に食べる
炭水化物(糖質)を控えめにして、最後に食べる
という感じになるかなと。
ランチは油断すると、つい食べ過ぎてしまいます。
午後のパフォーマンスを考慮して食べ過ぎないように気を付けたいところです。
食べ過ぎないようにするのと、「低糖質」「高タンパク」「食物繊維の摂取」等の栄養バランス、食べる順番にも意識を向けないとですね。
睡眠に悪いランチは辛いものと熱いもの
先ほどの「午後の眠気対策はランチメニューを見直す」に続く感じの内容です。
私は辛いものが好きなので、ついつい辛いメニューをチョイスしてしまっていました。
更にテレワークということもあって、自宅に香辛料が豊富にあります。
そういった状況なので、けっこうな頻度で昼食に辛いものを食べてしまっていました。
辛いものは深部体温を過剰に上げてしまうということで、なるべく避けないとですね。
だんだん気を付けないといけないことが多くなってきましたが、「熱い汁物」「辛いもの」を避けるくらいなら実践できそうです。
寝る前の水分補充とスマホは貧眠をもたらす
寝る前スマホ、実はやってしまっています。
というのも、ベッドに入ってから何もすることがないと考え事をしてしまうことが多いためです。
考え事がずっとグルグルしてしまって、なかなか寝付けません。
考え事をしなくて済む何かしらが欲しい、となりました。
ということで寝る前スマホしています。
ただ、ブルーライトカットの設定をしています。
ブルーライトをカットしているとはいえ、寝る前スマホは良くないとは思いつつ、自分としては意外と効果的でした。
スマホをいじっている最中に、だいたい10分以内に寝落ちできます。
ブルーライトカットをしていない時は目が冴えてしまったりしていたので、ブルーライトカットの効果を実感しています。
寝る前スマホをせず何もしない状態だと、どうしても考え事をしてしまいます。
なので「ブルーライトカットを設定した状態で寝る前スマホ」がちょうど良さそうです。
本書では『「寝る前スマホ」は絶対禁止』としています。
なので私のやり方は推奨できません。
ですが、私としてはこれが合っていて習慣になっています。
ちなみに本書では水分補充に関しても触れていますが、長くなってしまうので割愛しました。
詳しく知りたい方は本書を読んで頂ければと。
熟眠を呼ぶ最高の風呂の入り方
この深部体温の上げ下げは、個人的にかなり効果的だったので引用してみました。
これまで読んだ睡眠関連の本でも高確率で出てきました。
寝る時間は毎日だいたい決まっている、という人は多いかなと思います。
なのでそこから逆算して決まった時間に入浴するというのは、取り入れやすい習慣かなと。
初めて試す際は、何時に入浴したかを覚えておくと良さそうです。
そして入浴からどのくらい時間が経ったかを意識してみると、効果を実感しやすいかなと思います。
引用にもあるように「1時間半から2時間後」に眠気がやってくるはずです。
あとは、入浴後に刺激の強い行動をあまりしないようにするのもポイントです。
シャワーで深部体温を温めるとぐっすり眠れる
諸々の事情により、湯船に浸かるのが難しい場合はシャワーでの代用もOKなようです。
だたシャワーを浴びるのではなく、首の後ろにあて続けるのがポイントみたいです。
時間があまり確保できない時は、シャワーも選択肢に入れると良さそうです。
とりあえず毎日、シャワーか湯船に浸かるかすると思います。
なので、寝る1時間半から2時間前に深部体温を上げ下げさせて良い入眠を狙う習慣は身に付けて損はないかなと。
ただ、やりすぎると片頭痛のリスクを高めてしまうので気を付けつつ。
やらなすぎると緊張型頭痛のリスクが高まり、やりすぎると片頭痛のリスクが高まる。
その間を狙わないといけないのが、なんとも難しいところです(個人的な事情ですが)。
この辺りの事情に関しては以下の引用で詳しく書いています。
【読書感想】最新 頭痛の治し方大全 - 頭痛を防ぐために心がけたい季節ごとの過ごし方は?
寝る直前に歯を磨いてはいけない
これはやってしまっていました。
寝る直前に歯を磨いてしまっていました。
寝る直前に歯を磨くと、口の中がスッキリした状態になるので入眠には良いかなと思っていました。
ですがたしかに、歯茎が刺激されるので睡眠を妨げるリスクがあるのは納得です。
理想の歯磨きのタイミングは、就寝1時間前とのこと。
そして2つ前の引用でも触れたように、入浴後「1時間半から2時間後」に眠気がやってくる。
となると、入浴後すぐに歯を磨くようにすると良さそうです。
元々は寝る直前でしたが、それを1時間くらい早めるだけです。
この習慣は取り入れやすそうです。
ぐっすり寝るには「大の字」姿勢
これは知りませんでした。
どちらかと言うと手足をくっつけて寝てしまっています。
手足をくっつけて寝ると、脇や股に汗をかきやすく、熱がこもって深部体温が下がりにくくなってしまうようです。
※本書では図解して解説されていますが、割愛しました。
それに対して「大の字」で寝ると、手足の先から熱をスムーズに放出し、深部体温が下がりやすくなるそうです。
たしかに手足をくっつけるより、「大の字」の方が熱を放出しやすい感じがしますね。
これも寝るときの姿勢を意識するだけなので、実践しやすいです。
試しにやってみようと思います。
なお、例外もあるみたいです。
いびきをかきやすい人などは横向き推奨なようです。
試してみて効果を実感できなかったらサクッと引き返すようにします。
寝れないときに羊を数えることに効果はない
元々、寝れない時に羊を数えたりはしないですが、面白い内容だったので引用してみました。
私は入眠時、ラジオをかなり小さい音量で流しています。
音がないと落ち着かないのでラジオを流していましたが、ラジオだと毎日内容が異なってきます。
引用にもあるように、自然音を流す方がラジオより効果が高そうです。
寝ることが目的なので、毎日同じ音を流した方が良い気もします。
「その音を聴いたら入眠のスイッチになる」という仕組みにするのも効果がありそうです。
ちなみに羊を数えることに関してネットで調べてみたところ、効果なしの結果がたくさんヒットしました。
せっかくなのでリンクします。
おわりに
ということで「熟睡法ベスト101」に関してアレコレ書いてみました。
今回の記事で引用したのは、
太陽光は最強の「覚醒スイッチ」
「宣言効果」を使えば目覚ましなしでも起きられる
睡眠の質を向上させる15分のウォーク
正しい昼寝の取り方で脳は劇的に回復する
午後の眠気対策はランチメニューを見直す
睡眠に悪いランチは辛いものと熱いもの
寝る前の水分補充とスマホは貧眠をもたらす
熟眠を呼ぶ最高の風呂の入り方
シャワーで深部体温を温めるとぐっすり眠れる
寝る直前に歯を磨いてはいけない
ぐっすり寝るには「大の字」姿勢
寝れないときに羊を数えることに効果はない
の12個でした。
最初の3つの引用が「朝の習慣」、次の3つの引用が「昼の習慣」、最後の6つの引用が「夜の習慣」でした。
良い睡眠のための習慣は、どうしても夜の過ごし方に意識が向きがちです。
ですが朝や昼の過ごし方にも、もう少し意識を向けた方が良さそうだなと思いました。
とはいえ、今回の引用の中で一番効果が大きいと感じているのは「熟眠を呼ぶ最高の風呂の入り方」です。
なかなか寝付けない人は、ぜひ試してみて欲しい習慣です。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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こちらも良ければぜひ。
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