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【読書記録】家族シアター 辻村深月

「辻村深月さん」の作品を
出版社がおすすめした順番で読む
辻村ワールドすごろくを達成すると決めた

いま3作目の「家族シアター」を読み終えて
「凍りのくじら」を楽しく読んでいる

面目な姉を鬱陶しく思う妹。
趣味で反発し合う姉と弟。
うまく息子と話せない父…。
ぶつかり合うのは、近いから。
家族は、ややこしくも愛おしい−。
7つの「わが家」でおきた、
忘れられない7つの物語。

家族シアターの紹介

家族って1番近い存在であるし、
一緒に過ごす時間が長い分、
嫌なところもたくさん見ている

結婚し、離れて住んでいる今、
わたしの両親、兄弟の顔を
少し思い浮かべてみる

キーワードで出てきたのは
「大切」とか「温かい」とか

でも、いつどんな時でも
そんな感情を持って接していない

思春期には、うっとおしいと
思うこともあったよね

どの家族にもその家族の物語がある

家族のつながりの愛しさを再認識できる
そんな短編集になっている

辻村さんはドラえもん好きで有名である

「家族シアター」の中に
「タマシイム・マシンの永遠」という
物語がある
(⚠️ネタバレ注意)

どらえもんの秘密道具の1つ
タマシイム・マシンを知っているだろうか

タマシイム・マシンは、
一時的なタイムリープを実現する機械である

お話の中で夫婦ふたりが
「タマシイム・マシン」の実現は
難しいよねと話す

夫婦が里帰りをしたとき、
自分たちの子供が
自分が幼少期に使っていた
おもちゃで遊んでいる

その様子を笑顔で見たり、
一緒に遊んでいる
自分の両親や祖父母を見て

「タマシイム・マシン」はあるなと
感じる話である

自分の子供って
良いものかもと思える話であった

いつか自分の子供が
幼少期にタイムリープしたいと思い、
「タマシイム・マシン」を使った時に、

子供に「母さん、辛そう」と
思われたくなくて、
笑顔で育児をしていると言っていた

母親の言葉はちょっとグッとくるものがあった

いま読み進めている
「凍りのクジラ」にも
ドラえもんの秘密道具の名前が出る

小説の中のキーワードになっている

ドラえもんの秘密道具は
タケコプターや
どこでもドアだけじゃないんだな

どうやら「凍りのクジラ」を読むと
ドラえもんは
ただの日常のアニメではないらしい

奥が深いそうだ

辻村さんをこんなにも夢中にさせる
ドラえもんに興味を持った

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