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辻村作品に触れた日

とある雨の休日、
今日は「辻村深月さん」の作品に
触れる1日にしようと思った

ネタバレなしで読んだ本と
観た映画を紹介しようと思う

朝が来る

長く辛い不妊治療の末、自分たちの子を産めずに
特別養子縁組という手段を選んだ夫婦。
中学生で妊娠し、断腸の思いで子供を手放すことになった幼い母。
それぞれの葛藤、人生を丹念に描いた、
胸に迫る長編。

1作品目、Amazon primeで映画を見た

妊活を始めていないけれど、
近い将来妊活を始めたいわたしにとって
不妊治療で悩む夫婦の描写は
色々考えさせられることがあった

ふたりで生きようと話しながらも、
やっぱり自分たちの子が
欲しいよねとなる夫婦

養子縁組のことも
赤ちゃんポストのことも
全然知らなかったので勉強になった

なんだかとてもリアルだった

かがみの孤城

学校での居場所をなくし、
閉じこもっていた“こころ”の目の前で、
ある日突然部屋の鏡が光り始めた。
輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、
城のような不思議な建物。
そこには“こころ”を含め、
似た境遇の7人が集められていた。
すべてが明らかになるとき、
驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。

こちらもAmazon primeで映画を見た

ファンタジーの世界観

「朝が来る」とは作風が全然違っていて、
本当に同じ作者が書いたのかなと思った

学生時代のいじめが
リアルに描かれていて
こんな感じだったなと
なんだか胸が痛くなった

こんなこと中学生が抱えられないよ

伏線が張り巡らされていて
最後は感動的な結末で終わる

スロウハイツの神様

人気作家チヨダ・コーキの小説で人が死んだ――あの事件から10年。
アパート「スロウハイツ」では
オーナーである脚本家の赤羽環とコーキ、
そして友人たちが共同生活を送っていた。
夢を語り、物語を作る。
好きなことに没頭し、刺激し合っていた6人。
空室だった201号室に、
新たな住人がやってくるまでは。

こちらは本で読んだ

上下巻で分かれていて、
上巻は登場人物の日常について
描写をされている
何気ない日々が書かれている

上巻を読んでいる時に何も起こらなくて
「本のチョイスを間違えたかな」と
思ったけれど

下巻では上巻で張り巡らされていた伏線が
きちんと回収されていく

深くて面白かった

登場人物が大好きになった

本書では登場人物の1人の著書「V.T.R」を
きっかけに集団自殺が起きる

その「V.T.R」についても
スピンオフ作品として
辻村さんが書かれているらしく
ぜひ読んでみたいと思った

たまたま読んだ「スロウハイツの神様」が
辻村ワールドすごろくの1番目であった

出版社がこの順番で読むと
面白いよとおすすめしているらしい

これは達成したくなる

ちょっとした伏線がこの順番で読むと
各作品で登場人物や世界観の繋がりがあり、
順番通りに読むことで面白さが増すらしい

いま、辻村ワールドすごろくの
2作目の「島はぼくらと」を読んでいる

これがまた面白い

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