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ファッションにC2Bの波はくるのか?!

https://newspicks.com/news/3366194

この記事を読んでほしい。

「5分間で2000枚の衣服を作ることより、5分間で2000種類の衣服を作ることが重要な時代になる」

これはアリババ創業者のジャック・マーが語った言葉だ。

ファッション業界では現在
"業界の偉い人達が何年も前にトレンドというものを作り、それに沿って
メーカーが商品を作って、商品が消費者に届く"
という方向が主流だ。

それが「真逆」になるという。

将来ファッション業界は「C2B(Consumer to Business)」
つまり
”まず消費者のニーズがあり、そこからメーカーは生産ラインを設計する”
という生産方式が主流になるそうだ。

これは最近よく話題になるパーソナライズ化と関連があると思う。
最近ハイブランドも名入りサービスやパーツを組み合わせれる
サービスをこぞって始めた。
世界を見渡せば3Dプリンターの普及と共に(まだプロト段階のものは多いが)自分で服を作れる社会がきている。

例えば韓国のCLOという会社の映像を見てみれば、実際に好きな服を作るイメージがわきやすいだろう。

つまり技術としてはC2Bとなる時代、自分の好きな服を作れる時代
がきているということだ。

実際、そもそもファッションとは自己表現の手段であり、
自分の好きなものを着ればいいだけだ。
それが業界の人が作ったトレンドに振り回されている、
現況の方がおかしいと思うのは普通だろう。

だが私がここでこのC2Bという流れに疑問を呈したい。

「本当にファッションにC2Bの波はくるのだろうか?」

というのも現在ファッション以外の分野で
パーソナライズ化がとっくに実現可能な商品、だけど流行っていない商品
が沢山あるからだ。

例えば記事では自動車が取り上げられていた。
自動車では色、パーツ等の選択は可能だが、それ以上デザインから自分で考えたり、滅多にない色を欲しがるユーザーはほとんどいないという。

消費者は怠惰なものだ。

ファッションだって選択するのが面倒で、毎日同じシャツとジーパンを着ている人も多い。
一方で自分のバックをカスタマイズしたり名入りする人もいる。

つまり人はおそらく
”自分の興味のあるものはとことんパーソナライズ化したい”
一方で
”興味ないものは、何も考えたくない”
という極端な傾向に陥っているのだと思う。

技術があるのにパーソナライズ化があまり流行ってない理由として、
『消費者のニーズがないからだ」ということはよく聞く。

そこで私はもう一度問うてみたい。

他の分野よりファッション分野の方が
パーソナライズ化のニーズが強い可能性はあるのだろうか?

他の分野よりもファッションに興味を持つ人は多いのだろうか?

ファッションにC2Bの波は来るのだろうか?


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