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世界一わかりやすい『マトリックス』シリーズの教科書【イラスト図解・3万3000字超】

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2021/12/03 記事公開しました
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1. はじめに ~『マトリックス』シリーズはただの映画ではない

こんにちは、みつと先生こと大竹光敏です^^
《Matrix学》の第一人者として、本気で書き上げました。

1-1 映画『マトリックス』シリーズは難しい><

2021.12.17、約20年ぶりに映画『マトリックス 』の新シリーズが公開されます。その名も『マトリックス・レザレクションズ』!!

『マトリックス』シリーズといえば、

・“映像革命”とも呼ばれるCG映像
・超カッコいいセリフ&アクション
・映画史に残る“あのシーン”(わかりますよね?w)

といった魅力があります。

しかし、その反面…
意味わからない
と思う人も多いです><
というより、ふつうに超難しいです^^;

1-2 映画『マトリックス』シリーズは超深い

たしかに、『マトリックス』シリーズは超難しいです。
しかし、その分超深いです。

『マトリックス』シリーズを読み解くことで、この世界の大きな法則がわかると言っても過言ではありません。

例えば、

①脳、人体のしくみ
②物理学、理論物理学
③哲学、自己啓発
④組織のしくみ、あり方
⑤個人の役割、生き方
⑥意味、目的、《支配》とは?
⑦人間の本質、《選択》《自信》とは?

など、これら全てのテーマが網羅的*にわかるのです!
※私は、この世界の大きな法則、特にテーマ⑥⑦を「《支配》と《自信》」と呼んでいます。

1-3 自己紹介 ~《Matrix学》の第一人者

内容に入る前に、私の自己紹介をさせてください。

私の主な仕事は、
家庭教師の逆転せんせー(プロ家庭教師)
②Webサイトのディレクター&ライター
「LIFENOTE」:総合学習系
「P2E Hacks」:ブロックチェーンゲーム専門攻略サイト
です。

幼少期からの挫折経験*をきっかけに、
*被虐待によるストレスとその悪影響、先天性の病気、発達障害など
①教育
②自分らしい生き方・働き方
に興味を持ち、今では“天職”になっています(^^)

日々自分と向き合う中で出会った映画こそ、『マトリックス』シリーズだったのです。
2万字超の卒論*を書いてしまうほど、ハマってしまいました(笑)
*卒論タイトル「映画『The MATRIX』論 ~「マトリックス」の世界における《支配》と《自信》」

1-4 このnoteを書いたきっかけ・主な内容

私にとって、『マトリックス』シリーズは最高の映画で、そのメッセージは人生のどん底期を救ってくれました(ほんとに><)

社会を生きると、人それぞれ悩み・問題を抱えるものです。
しかし、『マトリックス』シリーズのメッセージを理解することで解決できることが、想像以上に多いのです。

私は、超有名なのに意外と知られていない『マトリックス』シリーズの超深いメッセージを、できるだけわかりやすく解説できないかと考えてきました。

主な内容は以下の通りです。

  • ①『マトリックス』シリーズのストーリー解説

  • ②『マトリックス』シリーズの意味・メッセージ解説

  • ①②が人生にどう役立つのか

ちなみに、『マトリックス』シリーズの市販本は、

・全シリーズを網羅しているものがない
・上記のテーマ①~⑦それぞれ深掘りしすぎて、超難しい
・人生に役立ちにくい

といった欠点があります>_<

このnoteでは、映画『マトリックス』シリーズを

  • 今までにない切り口で

  • 世界一わかりやすく

  • 人生に役立つ(特に不器用な方にとって!)

ということを心がけて書きました。
ぜひ、最後までご覧ください!^^

2.『マトリックス』シリーズはこの順番で観るとわかりやすい

『マトリックス・レザレクションズ』公開をきっかけに、『マトリックス』シリーズを観なおそうと思った方も多いと思います(私ですw)

ただ、シリーズをどの順番で観たらよいかわからないという人もいるでしょう。

2-1『マトリックス』シリーズには“裏話”がある

ご存知の通り、『マトリックス』シリーズは、

第1作『マトリックス』(1999)
第2作『マトリックス・リローデッド』(2003)
第3作『マトリックス・レボリューションズ』(2003)

以上3作品です。

しかし、シリーズには“裏話”があります。
それは、アニメ映画『アニマトリックス』(2003)です。

結論から言うと、『マトリックス』シリーズの順番は、

  1. 第1作『マトリックス』

  2. “裏話”『アニマトリックス』

  3. 第2作『マトリックス・リローデッド』

  4. 第3作『マトリックス・レボリューションズ』

こう観ると、わかりやすくなります。

2-2 アニメ映画『アニマトリックス』を観るとシリーズの背景がわかる

『アニマトリックス』は、映画『マトリックス』のアニメバージョンです。
2003年、第2作『マトリックス・リローデッド』の前に公開されました。

『アニマトリックス』は、『マトリックス』シリーズのストーリーを補完する作品=“裏話”で、9つの小ストーリー=短編*からできています。
*1ストーリー、10~15分ほど

これは絶対に観るべきです!
ただ、観るのはその中で2つの短編だけです。
・「セカンドルネッサンス パートⅠ」
・「セカンドルネッサンス パートⅡ」

詳しくは後ほど解説しますが、その主な内容は、
・人類 vs 機械の戦争
・仮想世界「マトリックス」ができるまで
つまり、映画『マトリックス』シリーズの背景がわかるのです。

3. 映画『マトリックス』シリーズの意味・メッセージを世界一わかりやすく解説

ここからが本題です!(やっとですねw)
詳しい内容は、以下の通りです。

①仮想世界「マトリックス」ができるまで ~人類 vs 機械の100年史
②『マトリックス』シリーズのストーリー解説
・仮想世界「マトリックス」の正体は“誰から見るか”で変わる
・主要キャラ5人から見た「マトリックス」
③『マトリックス』シリーズの意味・メッセージ解説
・「マトリックス」とは何か
・【最重要】この世界の法則 ~《支配》と《自信》

4. シリーズの背景 ~仮想世界「マトリックス」ができるまで

映画『マトリックス』シリーズを読み解くには、最重要キーワード=「マトリックス」について知らなければなりません。

*このnoteでは、作品名を『マトリックス』、仮想世界を「マトリックス」と表記します。

4-1 最重要キーワード=「マトリックス」とは?

「マトリックス」とは、かんたんに言えば

  • ①脳に夢を見せるプログラム

  • ②脳が見ている夢・仮想世界そのもの

となります。
このnoteでは、①の意味で覚えておいてください。

しかし、「マトリックス」はそうかんたんではありません。
その正体は、ストーリーを通して姿を変えていくのです。
ここが超難しい点です><

まずは、映画『マトリックス』シリーズの背景=「マトリックス」の歴史を見ていきます。

4-2「マトリックス」ができるまで ~人類 vs 機械の100年史

そもそも、映画『マトリックス』シリーズのストーリーは、人類 vs 機械の戦争です。
戦場は、現実世界と仮想世界「マトリックス」の両舞台で繰り広げられます。

「マトリックス」の歴史は、そのまま人類 vs 機械の100年史です。
これがわかるのは、

①『マトリックス』でのモーフィアス/スミスのセリフ
②『マトリックス・リローデッド』でのアーキテクトのセリフ
③『アニマトリックス』「セカンドルネッサンス パートⅠ・Ⅱ」

になります。

この中で、もっともわかりやすいのが“裏話”=③なのです(ぜひ観てくださいね!)

4-3【図解】「10のシーン」でわかる人類 vs 機械の100年史

『アニマトリックス』「セカンドルネッサンス パートⅠ・Ⅱ」には、
・人類 vs 機械の戦争
・「マトリックス」ができるまで
つまり、人類 vs 機械の100年史が描かれています。

これも超難しいので、「10のシーン」でわかりやすく解説します。

「セカンドルネッサンス パートⅠ」▼
①21世紀後半、人間は人間の心を持つAIの実用化に成功
②人間は、AIを奴隷にして労働しなくなり 堕落する
③AIは 人間の奴隷にされることに不満を抱き、2090年 初のAI(B1-66ER)による殺人事件が起こる
④B1-66ERは裁判によって有罪判決となり、人間は全てのAIを虐殺・追放を決定する
⑤生き残ったAIは、AIの国「01(ゼロワン)」を建国し 文明を急発展させる。

「セカンドルネッサンス パートⅡ」▼
⑥「01」が人間の文明より強力になると、人間は「01」の国連への加盟を拒否する
⑦「01」に全面戦争を起こした人間だったが、人間の攻撃はAIに全く通用せず、敗戦に次ぐ敗戦
⑧追い詰められた人間は、最終手段:空を暗雲で覆い、AIのエネルギー源・太陽光を遮断する「ダークストーム作戦」を決行
⑨しかし、AIは人間を捕え、新たなエネルギー源として人体を“電池”として“栽培”し始める
⑩“電池”と化した人間が 目を覚まして抵抗しないように、AIは、人間を夢の中=仮想世界で生かすためのプログラム「MATRIX」を開発する

4-4「支配関係の逆転」からストーリーがはじまる

やはり超難しいので><、「10のシーン」のポイントをまとめると…

  • ①機械が人類をエネルギー源=“電池”として“栽培”し始めたこと

  • ②機械は、①の“現実”を人類に気づかれないように“夢”を見せようとしたこと

  • ③人類に“夢”を“現実”だと思い込ませるプログラム・仮想世界が「マトリックス」

となります。

人類 vs 機械の100年史をひと言で言えば
「支配関係の逆転」
です。

歴史的に、人類はずっと機械を制御する側=支配する側でした。
しかし、「マトリックス」ができることで、人類は制御される側=支配される側になったのです。
この歴史的革命を、14~15世紀のルネッサンス=再生にもじって、「セカンドルネッサンス」と呼ばれているのです。

このように、人類は機械との戦争に敗北しました。
生き残った人類は地下深くの要塞=ザイオンで自由への戦いを続けていくことになるのです。

ここから、『マトリックス』シリーズのストーリーがはじまります(長かったですねw)

5.『マトリックス』シリーズのストーリー解説 ~「マトリックス」の正体は“誰から見るか”で変わる

『マトリックス』シリーズの意味・メッセージは、
“「マトリックス」とは何か?”
という問いかけの答えを読み解くことでわかります。

先述した通り、「マトリックス」とは、
①脳に夢を見せるプログラム
②脳が見ている夢・仮想世界そのもの
です。
しかし、その正体はストーリーを通して姿を変えていきます。
これが『マトリックス』シリーズが超難しく、超深い理由なのです。

5-1 『マトリックス』シリーズを読み解く3つのポイント

超難しく超深い『マトリックス』シリーズを読み解くポイントは、以下の3つです。

  1. 仮想世界「マトリックス」のシステムとは?

  2. 「マトリックス」の正体=《支配》とは?

  3. 『マトリックス』シリーズの意味・メッセージとは? ~人類は《支配》の中で何を《選択》するか=《自信》

シリーズが超難しいのは、
①=「マトリックス」のシステムだけでも複雑なのに、
②③=①から生じる意味=《支配》《自信》といった超深いテーマになっていくからです><

しかも、①~③は複雑にからみあいながら明かされていくため、ストーリー展開がそもそも複雑なのです。

5-2「マトリックス」の正体は“誰から見るか”で変わる

『マトリックス』シリーズは、体系的に・大きな流れで解説することも超難しい*です><
*だから市販の解説本は、1テーマを深堀りする切り口になっています。

しかし、私は《Matrix学》の第一人者として、今までにない切り口を発見しました(おそらく世界初)
それは、
「マトリックス」の正体は、“誰から見るか”で解説できる
ということです!^^

このnoteでは、ストーリーに登場する5人の主要キャラ
・モーフィアス
・予言者(オラクル)
・設計者(アーキテクト)
・ネオ&スミス

の視点から、シリーズを読み解いていきます。

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