理想の上司は「おたすけマニー」

「おたすけマニー」というディズニーアニメをご存じだろうか。子供、というか、幼児向けのディズニーアニメで、修理屋さんのマニーとお喋りする愉快な7つの道具たち(トゥールズ)の物語。

娘が保育園の頃に一時はまって、私も一緒に楽しく見て以来、マニーは私の理想の上司像だ。

マニーの仕事は町の修理屋さんで、依頼を受けて修理をしに出かける。色々トラブルに巻き込まれることもあるが、修理を終えて、いつも町の人達に感謝される。友人に恵まれ市民として信頼を得ているのだ。

すごいね、マニー!と道具達がマニーを称賛すると、マニーはいつもこう答える。「僕がすごいんじゃないんだよ。君たちのおかげだ。君たちがいなかったら、仕事をすることが出来ないんだから」トゥールズはみんな、はにかんで大喜び。(確かに道具がなければ修理はできない)

全く、なんて正しく教育的なのだろう。ちょっと変わり者の隣人が出てくるだけで、悪者が出てこない。

さらに、アニメの修理シーンで流れる歌がこちらだ。
「しっごとをしよーおぜー、たたいて!しーめて!まわして!ちからあわせ!きってはかってたたいてひねってがんばれ!(みんなの出番がある)みんなのちからをあわせよう!きっとできる!」

労働賛歌であり、個性を活かし、協力しあう、道具達の姿よ・・・。我が職場もこうありたいものだ。

幼児向けなので、道具達は子供っぽい好奇心やわがままで、失敗したり挫折したりもする。そしてマニーとともに、問題解決を学ぶ。

仕事は、社会的な健康の基盤だよな。マニーは理想の上司なだけじゃなく、理想の市民であり、社会で生きる人が目指すべき姿だ。なんて真剣に思った私、当時疲れてたのかな。

小さなお子さんがいる方は、ちょっと試しに観てみませんか。道具達は可愛いし、大人も癒されます。

そして私は今でも時々「しっごとをしよーおぜー」と仕事しながら歌っています。


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