正しいWeb制作会社の選び方。Webで成功してる会社は、担当者との相性だけで選ばない。
中小企業の経営者の方、企業のWeb担当者の方へ、Web制作会社側から見たWeb制作会社の選ぶ手順と、ミスマッチしない選び方を解説したいと思います。Webのことはよくわからない、デザインセンスがない、そんな方でも、希望の制作会社が見つかる方法ですので、参考になれば幸いです。
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1.Web制作会社を選ぶ手順
最初に結論を簡単にまとめます。
電話やメールでお問い合わせするのは5~6社にしてください。実際に打ち合わせ話しを聞くのはその中の2社で十分です。そして、発注する1社を決める。
ポイントさえ押さえていればこれで十分です。発注側の業者選定にかかる時間も効率的ですし、選択肢が多いことで起こりがちな間違った発注をする可能性が低くなります。
詳しく解説していきます。
2.Web制作会社の探し方と問い合わせ方法
「制作会社の良し悪しがよくわからん」という方も多いと思います。そんな方は、まずはインターネットで「ホームページ制作+エリア名」などで検索して、素敵な制作実績が掲載されている制作会社を見つけてください。もしくは知り合いの会社で素敵なホームページの会社の人にどこの会社で作ったか聞いてください。
それらで得たWeb制作会社に下記のように聞いてください。
「ホームページの制作を考えてます。御社のサイトに掲載されてる●●サイトを依頼したら概算で大体いくらぐらいですか」。
問い合わせ先の制作会社が過去に作っていないホームページでも、そのURLを伝えてもいいかと思います。
お問い合わせ後、概算の見積もりを出すために、改めて電話やメールで簡単な質問を尋ねてくる制作会社もあると思います。必要最低限はお答えください。
3.問い合わせた5~6社の中から2社を選定
発注前に打ち合わせする会社は社で十分です。5~6社に問い合わせて、全ての会社に会うのは正直、発注側の時間の無駄だと思います。
また、2社の選び方にもポイントがあります。
Web制作会社に問い合わせると、「金額は打ち合わせで詳しい内容を聞かないと出せない」と言ってくる会社があります。一旦、そういう会社は除外してください。この段階ではあくまでも、詳しく話を聞くための2社を選ぶことが目的ですので、制作会社の都合でコミュニケーションを求めてくる会社は一旦除外です。制作会社なら参考URLがあれば概算見積もりは出せます。
また、お問い合わせ時の受け答えが「わかりにくい」とか「なんか感じ悪い」という印象を持った場合は、その会社はそこでアウトです。
次に「感じはいいけど、高い」という会社もアウトですね。ただ、この段階では考えてるご予算より少し高いぐらいならキープです。
以上のことを踏まえて、まずは2社選んでください。キープした会社は最初に選んだ2社でダメだった場合に、再度、3社目として交渉します。
4.打ち合わせ時のポイントと条件提示のコツ
制作会社の担当者となる営業やWebディレクターとの打ち合わせ時には、提案書や見積書の作成に必要なヒアリングが行われます。その内容にも、安心して任せられる会社かどうかを見極めるポイントがあります。
いい制作会社は質問の質が違います。
例えば、電気屋さんでテレビを探しているシーンでいうと、「何インチでお探しですか?」「メーカーはどこでお探しですか?」みたいな、仕様面だけを聞いてくるヒアリングはダメなヒアリングです。いい電気屋さんは「何畳ぐらいのお部屋ですか?」「ご家族で楽しまれますか?」など、スペック以外にも環境や用途についても聞いてくる。こんな感じです。
深掘りした質問を投げかけてくる担当者がいる制作会社は、きっと、プロとしてあるべき姿を提示してくれる会社だと思います。
Web制作会社との打ち合わせでは、提示する前提条件を合わせるのがコツです。
なるべくページ数やサイト制作の目的などは同じ条件でお伝えください。少し手間ですが、ヒアリングが終わったあとで、2社に伝えたことを資料にまとめて、提案依頼書(RFP)を作って制作会社にお渡しするとよいかと思います。
これで制作会社からの提案の足並みがそろい比較検討しやすくなります。
5.最終選考時のチェックポイント
提案内容や正式な見積もりをベースに、最終的に1社に絞りますが、ここまでのやり取りでスパッと決められるケースは少ないです。多くの企業や担当者が、ここでの判断に迷われると思います。そのような場合には、以下のポイントをチェックして見極めてください。
この3つを確認することで、見えないリスクが軽減される可能性があります。いずれの内容も制作会社側から嫌がられるような質問ではありませんので、遠慮せずに聞かれることをおすすめします。
6. 最後に一言
Web制作会社の選定で「わからないから」と、とにかく多くの会社に会うと、会社選定までに打ち合わせの時間が膨れ上がり、選定にかかる期間も長期化します。
また、制作技術などは大したことがないのに、営業トークのスキルだけで、いい制作会社と勘違いしてしまうというミスマッチを起こす可能性も大きくなります。
こうならないためにも、正しい選定方法と見極め方で自分たちに合った制作会社を見つけてください。
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