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札幌発の極上チルアウトポップバンド!ランチブレイクのライブレポート【ランチブレイク編】

2019年11月3日、ここは札幌のライブハウス、SOUNDCRUE。

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札幌極上チルアウトポップバンド、ランチブレイクのレコ発ワンマンライブを見に行ってきた。同日にリリースされた新アルバム、「みんなで吉方旅行」を引っさげての今回のワンマンライブ。

ランチブレイクはもちろん、O.AのForce of celluloidのことも大好きな私にとって、良い夜になるしかない。そんな夜の様子をレポートしてみた。今回はランチブレイク編である。

ちなみに私は「mgmg(もぐもぐ)」という名前で札幌を中心に音楽ライブを企画、たまにフード出店もしたり、Instagramを中心に動画、写真をアップしている「mgmgmedia」の中の人である。出演者二組とも私の企画に出演、メディアとしても取り上げさせていただいている。

私の紹介はさておき、レポートスタート。

大好き!ランチブレイク!

O.A、Force of celluloidによって温められた会場。SEが流れる中、ステージにメンバーが続々と登場し、圧倒的なポジティブ感とランチブレイク愛に溢れるフロア。まず驚いたのは、ba.ハシモトとsuport ba.すみれのツインベースである!すごい!ドキドキとワクワク感が高まりつつ、1曲目は新しいアルバムのリードトラック「吉報」を披露。gt.小松チホコ節炸裂のポップな楽曲が心地よい。

続いて、ライブで披露されるたびに楽曲が育っていく「ヒストリア」、初期曲(新アルバムに再録verあり)の「髪を染めあげたなら」、疾走感溢れる、和風テイストな新曲「ハーフアップ」、過去の何々っぽい曲みたいな感想が浮かばない新境地的なナンバーだ。

『普段のブッキングライブだと、時間が少なくて出来ない曲も、ワンマンライブの今日は演奏出来るから嬉しい!』とvo.クソトングいのうえが本音を話し、演奏したのはバラード曲の「カーネーション」。key.misakiのボーカルがとにかく可愛い「私がクソアイドルになっても」、ライブで演奏するのは久しぶりだという「夜は寒いね」から、「うさぎのめだま」「白波」「ふたりはペア」まで続き、後半戦に差し掛かったところでランチブレイクのテーマソングと呼んでもいいだろう、「温泉」で会場の盛り上がりはさらに加速する。各々が好きに歌い、踊り、揺れ、まるでフェスのような開放的な空気感が作られる。

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このバンドの本当に凄いところは緻密に楽曲を作り込んでるからこその熱量と圧巻のライブパフォーマンスもそうだが、そのパフォーマンスを安定して支えるdr.ロリスのドラムであることを、今回のワンマンライブで改めて実感した。

フロントマン、クソトングいのうえによるメンバー紹介と各メンバーへの感謝を伝える場面や、『バンドを結成して10年、こんなに沢山のお客さんが来てくれる日が来るなんて・・・月並みだけど本当にありがとうございます、これからもランチブレイクのことをよろしくお願いします!』と笑いを時折誘っていたが、真っ直ぐな気持ちが込められた言葉の1つ1つが、会場にいる全員に届けられる場面がとても印象に残った。

最後は「なんてないいな」を繰り出し、サビのフレーズ“いいないいな!”のコールアンドレスポンスで本編を締めくくった。ステージから去るメンバー。しかし、まだやっていない曲があるでしょう?と会場からはアンコールの手拍子が溢れ、ステージに再び現れるメンバー。改めてオーディエンスに感謝を伝え、アンコール1曲目は、今日という日には感情が揺さぶられる「もう2016」。「絶え間ない努力が無駄だとしても、歌があるだけいいと思う」の歌詞が沁みた。

ラストは、渾身の「ランチブレイク!」を全員で大合唱。今日のワンマンライブのエンディングを飾るのにとても相応しい1曲だった。2019年11月3日、ランチブレイクというバンドは、これからも私たちを楽しませてくれると確信する夜になった。

2019.11.3 Sun @SOUNDCRUE
セットリスト
01.吉報
02.ヒストリア
03.髪を染めあげたなら
04.ハーフアップ
05.カーネーション
06.私がクソアイドルになっても
07.夜は寒いね
08.うさぎのめだま
09.白波
10.ふたりはペア
11.温泉
12.蕎麦屋
13.わっかのうた
14.ロマンチック・ラブ
15.雨の中華街
16.シンガポール
17.なんてないいな
en1 もう2016
en2 ランチブレイク!

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all photo by @mika__0808


ランチブレイクのこと

ランチブレイクというバンドを改めてご紹介しよう。

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ランチブレイク 
2009 年に高校卒業ライブをきっかけに結成。学生時代の活動を経て、2015 年からvo.クソトングとgt.小松で本格的に活動開始。2017 年にkey.Misaki、ba.ハシモトを、2018 年にdr.ロリスをメンバーに加え 5 人体制に。2019 年からハシモトが一旦ライブ活動をおやすみするため、ライブサポートとしてba.すみれスミスが加わる。かたちにとらわれず自由でアグレッシブ、おしゃれなサウンドにコミカルさと哀愁を併せもつというイイトコ全部取りの音楽で、札幌にて脂ののったライブ活動を展開している。
第二回:江別 おんがくの時間より引用

もしもRSRのステージで彼らの歌を聴くならば、昼間のRED STAR FIELDで、なるべく最前付近で踊りたい。(控えめに言えば最前がいい!)牧草ロール付近でビール片手にマイペースに揺れながら聴くのもまた一興。小樽横丁のぱんじゅうを食べながら聴くのはコア。夜はRED STAR CAFEの東北ライブハウス大作戦枠で、アコースティックバージョンなんていいな。

『みんなで吉方旅行』を各種ストリーミングサービスにて配信中。

ズーカラデル、まえだゆりな、あららなど、北海道出身アーティストたちの音源制作を手懸けているMPPWORKの高田氏をエンジニアとして迎えた今作。

個人的に「ハーフアップ」と「ロマンチック・ラブ」がマイプレイリストに追加するくらい気に入っている。特に「ロマンチック・ラブ」は、サビのメロディがライブ終演後も耳にずっと残っていた。当然のことじゃないが、音源を予習せず、ライブで初めて聴き、脳内再生できる楽曲が私は多くない。嘘みたいな曲名も歌詞とリンクしていて浸れるし、歩く速度くらいのBPMとキャッチなフレーズがとても良い。


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