【ちょっと思い出しただけ】を見ながらちょっと思い出しただけの夜
はじめてレイトショーを見に行った。
ずっと見たかった映画「ちょっと思い出しただけ」
一緒に住んでる好きな人の隣でみる「ちょっと思い出しただけ」
好きな人は何をちょっと思い出すのかなと少し気になってみたりした
映画の演出がオシャレすぎて、私のカチカチの脳味噌では理解できてなかったのだけれど
ちょっとずつ、ちょっと思い出す要素が増えていくことでようやく話の流れが理解できた
映画の中の男女を、今隣にいる好きな人ではなく、過去好きだった人と置き換えてしまうのは
私もきっとちょっと思い出している。
クリープハイプが流れる車内、夏。
思い出は美化されるものだとわかっていながら
色々あった夏を思いだす
若いし55点くらいの恋愛だったけど、色々我慢できるくらい夢中で駆け抜けたなと思う
当時、どんな日も忘れたくないと思っていたのに
やっぱりもううまく思い出せなくなっていてちょっと悲しかった
好きだった人は、私のことちょっと思い出したりすることがあるのだろうか
ダラダラと一室で過ごす「ラブホテル」の上位互換みたいな恋が
「ナイトオンザプラネット」みたいな恋になっていたらいいな、なんて
別の道をうまく歩いている
もう交わることはない、別の道はどうですか?
私はとても幸せで、たまにちょっと思い出しています。
そしてもう、いま好きな人とは、ちょっと思い出さなくていいようにずっと一緒にいたいな
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