まやかしの街

商業的に腐敗した街、余生を満喫している老犬たちの群れ、報いや、虫唾や、無神経などなどが、忙しく回転して、軽薄な理由に唆され、正義を盾に、誰彼構わずに裁きを加えるような輩こそ、真実の悪意を拡散し、あらゆる悲劇を表面化させ、悦に浸るような間に騒ぎ立てる連中が謳う結末は、終末論により快楽を感じるような奴らが用いる論理を超越して、安易な厭世観に駆逐される前に、自らを取り戻し、私は、まだまだ何も知らないままであるし、あらがうほどに、食い込む罪の犠牲になるために、謳われる正義の道具にはならないようにする。並行する意識と並ぶ星たち、がんじがらめになった最愛の人、禁忌を突き破り、環境に責任転嫁せずに、観点は、転嫁されたものや、過信しているものなどが排除するものを、拾い集めては、新たに建て直し、誰かが用いる誤りは、今に歪な真理を企て、惰性に人々を率いては、誰かを悲しませてばかりいるし、誰かの満足も、今に悲観するばかりで、確かなものも足枷に変わり、今に制限を加えられ、静止を振り切り突き進む群像、電子記号に集まる羽虫、時折の比重や、感謝を栞にして歩むマルクスやニーチェがめり込んだ頭。剽窃されるだけの数多の文面、忙しく動きまわる右脳、憩いの場たる彼方の君の心情、浪費される世界の中で解説される報いやら現実やらに覆い尽くされ、暗闇の中でフェードアウトしていく理由やノイズや与太話の蒸れた匂い、複製される無神経な実情、裕福な家庭から溢れる楽しそうな声、形骸化した理由から生まれた病原菌や、犠牲的な観念が打ち出した絶望を破壊する。