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佇む

瞳孔を舐め回す蝿の王、堕落した主観から生える毒キノコ、脳幹を走り回る拒食症の犬、胃袋という亜空間で加速していく時代的な躁鬱、渋滞した観念が白痴になって、スベスベした現代から現れる奇跡のようなもの、即座に行方をくらまし、強迫的な何かから秩序なんてものを、利己的に取り除いて、狡猾な理想が過食症になり、コントロールされている脳内の端数、犠牲的な初夏から派生していく色彩、おだやかな恋の隙間、ムヒを塗った肌のヒヤヒヤ、紊乱な母の食道から溢れた世界、杜撰なゲノムを簡単に書き換える仕事に出かけた違う星雲の違う世界の住人たち、あらがうほどに、書き換えられるコード、悶絶した意思、誤謬に沈み込むサイン、インタラクティブな心情から、滑落してくる道理や、鳥や風、数多の冒険を破壊した群像と、さよならとフィナーレ、粉塵爆発した未来から来た教皇たちが着るプラダのスーツ、幾重にも絡まる腸内での紐理論、教則本を破壊した先に現れる血、バカにされ、蔑まれてきた数千年の帰路、喪失感を抱えたインコ、コレラの鞭毛、犀利な初夏を乗り越えたベランダでの初期衝動、あらゆる記念日と同化した俯瞰、空間的な価値観が用いる応益やら領域、くたばるだけの、痩せ細った幼稚な刹那、

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