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素敵な始まり

ルサンチマンが生む死の連鎖、ザラつく旅、君から見れば、私などは些細な通り道であり、別れしまえば、単なる思い出になるか、はたまた思い出にすら残らないだけの些細なこと。なぜ、ただ高いからって凄いのだろう?ということすら考えないでいられるのが不思議でならないし、ただ、終末の日に向かってドライブしてるっていう感覚が押し広げる世界などに、大した価値なんてない。君が思うことのほとんどが重荷に変わる、と羽根が溶けた鳥がカタルシスをうながす、ペシミストたちが泣き叫ぶうたかた、寝静まる太陽を睨みつける夜がわからないから、解答を捨てて、晦渋な文字と眠り、総和なんかは、はなから求めちゃいないから、いけない理由なんか考えず、何かを鑑みることすらなく、ことごとくに恬淡としてむすばれるものが固く愛を語るころには、独裁的なコロニーから生み出される排外主義的な理想なんかが、世界を駆逐するとか云々、我々こそが素晴らしい人種的な大義名分を振り回し、小さなコミューンの中でコミュニズムを履き違えた、俗悪な意識を重ね、かかげるべきは、攻撃的な理想であるとか、全てをリセットするとか、鋭い検知もなく、ちぐはぐな理想は、理性を喪失させ、人間は考える葦であることを忘れ、ただのまやかしに支配され、猜疑心が恐怖などを抱えながら、不安により眠れぬ人々がゾンビ化するまで垂れ流される扇動的なプロパガンダによりがんじがらめになる人々がロボトミー手術を受け、思い出すということすら忘れ、ただ今を生きるために忙しく生きることが、生きていると定められ、余暇の中で儚くむすばれた君の慟哭の意味すら私には理解すら出来なかったし、大差なく現れる意味合いに不潔にからまる意味が、君を不確かなものに変えるほどに、この世界とは奇怪なものであるし、機械的であるし、快適さなどは、持つことや、持たされたり、もたらされることにより現れるものではなく、平穏さは、自らの静けさによりかき乱されるばかりで、うるさくつきまとう考えに苦しむばかりの君たちの遅滞が引きずる理由なんかがレトリックを破棄し、ただ飛び越えるための柔軟な筋肉を用いて、高く飛ぶ姿の多面的な終わりをむすび、ただ始めるために交わることの醜さと美しさの間から全ては素敵に氾濫し、詩的なものに昇華されてゆくのである。

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