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尊い

フクロウたちが踊る深夜の森、駆逐された雨模様を漁るクマたち、塵芥に蹲る妖精たちや、立場に司る権力者たち、運命をも破壊する恋の終わり、大義名分を振りかざし、君の意思を奪う面影のハウリング、紊乱な雪景色や、形式的な入道雲、空気感染していく季節的な汚穢や、悲観的な地下鉄で集約される悪意のようなもの、妄想や模倣の先で衝突を繰り返す国家間に現れる理念の過剰摂取、倫理観の裏側では、カンガルーたちが喧嘩を続け、拙い一生の中で、咲き誇る夢や、有形に貧するだけの日々では、欲望ばかりが、互いを侵略し、対比されたり、貸与したりと、短絡的な欲の虜になり、憶測だけで、カタルシスに至る連中が謳う陰謀論的なまやかしから逃れ、哲学的な狂騒に浸り、いびつな詩を隈なく肉体に注ぎ込み、透徹する主観が孕む永劫回帰のようなものが、時代を席巻しながら、アノニマスが打ち出す嫌いな君の話や、治外法権の街で、被害者意識を焚き付ける神を模倣するだけの、堕落した奴らの枷を外すために、多面的に物事を誂え、厚かましい物乞いとカスタムされた、彼や彼女たちが、思考停止に至り、徒に消費するだけの毎日に、惰性に靡くものが、物語を圧力鍋に入れて、凝縮された展開や、外連味を内蔵した余白や、制空権を侵略する敵国や、停止線を越えた車やらをミキサーにいれて、散漫な意識を崩壊させるための呪文などをかけ、チグハグな可能性の分岐点や、進路妨害するbotたちなどを消し去るための戦車に乗り、愉快な結末を迎えるために、この命は、絶えず幻なんかを生み出し、それを現実かのようにでっち上げ、あらがうほどに食い込む現実のようなものに、迷い微睡み、無我夢中でしがみつくほどに、食い込む値などに、騙されてばかりいるのだ。

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