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青空

恍惚として退路を進む君の解像度、道楽と切り離された胴体と、囚われた後先に迫る鋭い刃、確執と暗澹とした思い出の墓場、空洞に詰め込まれた入道雲と、偶数の夏、散りばめられた所以がつながり、また、愛に似た何かを吐き出す頃には、真実は、真実であることを証明するために、ためらわずに、今にアイディアを授け、延々と唆されるほどに逡巡する値や、退嬰的な奴らの傲慢さや、生産的な苦痛や苦悩を吐き出しては、抵抗し続ける先に、固執するだけの君たちの情報の中で、怠惰になっているだけの、打算的な隘路を進み、未熟な動機を攪拌しては、猜疑心に苦しみ、空白を埋め尽くす憎しみの消費や、街中の騒音や、カシューナッツで出来たベッドや、仏陀の言葉が降り注ぎ、規制されるだけの、忌々しい現実に固執するだけの、ファシストたちのガイダンス、乱立する数字に基づくエゴだけが、この世界をダウナーなものに変化させては、高尚さなんかを求めては、誰彼構わずに否定したり、批判したりして、あたかも、自分だけが正しいなどと、勘違いして、支配されたくないからと、支配されているだけなのに、それにすら気付けない連中が仕向けることごとくの汚染、戦争による被害が肥大して、被害者意識ばかりが加速する雑踏の中を、駆け回る動物たち、前頭葉に生えた花を摘み、凡庸な結末にヒットする動機が、角膜を傷つけ、何もかもが見えなくなってしまうまでの、マイルドな顛末に注がれる可能性のようなものすら、破壊してしまうような、全くの終わりの中ですら、希望を忘れないために、絶えず綺麗事でもなんでも吐き出す。

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