【活動報告】フェムテック振興議員連盟　第6回総会に出席しました（2021/05/13）

こんにちは！メディカル・フェムテック・コンソーシアム（MFC）事務局です。
今回は2021年5月13日に行われた、フェムテック振興議員連盟第6回総会への出席についてご報告させていただきます。

「フェムテック振興議員連盟」の第6回総会が開催され、MFCからも、松本理事長をはじめ、メンバーが出席しました。

今回より、フェムテック振興議員連盟の議題の2本目の柱である不妊治療についての議論が開始しています。

（議題の三本柱についてはこちらをご参照ください。）

その中で、松本理事長より、不妊治療の現状と、不妊治療を取り巻く3つの壁、その解決のためにフェムテックに期待することについての講演を行いました。

【不妊治療を取り巻く3つの壁】
①アクセスの壁
②金銭的な壁
③機会（チャンス）の壁

アクセスの壁に関しては、不妊治療や妊娠に対する知識不足や、不妊治療クリニックを受診することへの心理的ハードル、不妊治療専門クリニックや生殖医療専門医の地域偏在、不妊治療中のメンタルサポートの不足などが挙げられ、それらに対しては、以下のようにフェムテック等を活用し、解決できないかと提案しました。

次に、金銭的な壁に関しては、やはり高額な費用負担が課題として挙げられますが、別途厚生労働省の子ども家庭局母子保健課、保険局医療課より、不妊治療の助成制度及び保険適用に向けた取組みについて説明していただきました。

そして、機会の壁に関しては、不妊治療と仕事との両立が難しく、不妊治療中の16％の女性が離職している現状から、企業側の社員に対する、不妊治療、妊活支援、女性の健康課題に関する取り組みが重要だと考え、そうした企業に対する公的な支援、評価、優遇措置等についても検討すべきではないかとお話しました。

また、これらの3つの壁を乗り越えるために今後のフェムテックに期待することとして、限られた医師のリソースをサポートする製品・サービス、自宅での健康管理・維持増進に活用できるデバイス、日本発のフェムテック製品の開発・普及の支援などをポイントとしてお伝えしています。

松本理事長のプレゼンテーションを受けて、議連に参加された議員の方々からさまざまなご質問、ご意見が生まれ、非常に充実した会になりました。

今後も随時、活動報告をしていきます！

　

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