【ロボットの基礎知識(06)】協働ロボットとは
皆さん、こんにちは、JapanStep(ジャパンステップ)です。
いつもJapanStep公式note、MetaStep(メタステップ)をお読み頂き、ありがとうございます。
今秋11月にローンチ予定のJapanStepメディア第2弾「RoboStep(ロボステップ)」を控え、今のうちからロボットの基礎知識を学ぼうという本企画。
前回までは、ロボットの大きな2つの分類
①産業用ロボット ②サービスロボットを学びました。
ロボット業界でも上記2つが大きな分類という共通認識がありますが、実際はもっと様々な分類・呼び名があります。
RoboStepや当noteでも、時間をかけて一つ一つ挙げて網羅していこうと思います。
今回は、「産業用ロボット」と「サービスロボット」の中間に位置する
「協働ロボット」の解説です。
(前回の「産業用ロボットとは何か」も併せてご覧ください。)
協働ロボットとは
簡潔に言うと、「産業用ロボットでありながら、人に近い場所で協力して働く」ロボットです。
これまで産業用ロボットは、工場の専用区画といった、人と隔絶した場所で動く事がメインでした。
なぜなら産業用ロボットは、高速に稼働し甚大な力を発揮するため、人がロボットの可動範囲内に近づくと、深刻な事故につながりかねないからです。一般的な産業用ロボットを安全に稼働させるためには、安全柵を設置し、人の作業エリアとの隔離が必須であると「労働安全衛生規則(第150条の4)」で定められています。
一方、サービスロボットは「それ以外」と仮に定義づけ、人と密接に働き、人を助ける役割を担っています。
昨今のAI技術発展にも助けられ、産業分野で働きつつも人と密接に協力できるロボットが増えつつあることから「協働ロボット」という言葉も業界内で浸透してきました。
協働ロボットの例
人が部品をピックアップし、ロボットに差し込む。その後はロボットに任せる、といった作業が多く見られます。
実際の作業は人が行い、移動や積み下ろしといった力仕事をロボットに任せる場面も。
筆者の所感ではありますが、ここ1年のロボット系展示会でも「協働ロボット」という言葉は多く使われている印象。
技術の発展により、ロボットの活用場面が増えていくと、さらに新たな分類も行われていきそうです。
本日もお読み頂き、ありがとうございました!
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