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ソーシャルゲームの運営とその闇 #5

前回の記事はこちら

前回までにガチャに対するユーザ感情と課金疲れという言葉を説明致しました。今回は課金疲れの追記とそのガチャに関する別問題についてお話します。

課金疲れ以前に…

課金疲れする前に、そもそも課金出来なくなる理由が他にもあります。お金がない…ではなくキャリアによる決済上限です。

キャリア毎に毎月、使用者年齢と共に決済上限が設けられております。上限に達していれば当然、キャリア決済による課金は出来ません。それでも課金したい人はiTunesまたはGooglePlayカードを買ってくるかクレジットカードによる決済を選択します。

ただ、カードを買ってしまうと現金を消費しているのを目の前にするので、気が引けますし、クレジットカードの登録を嫌がったり、作れない年齢のユーザもいます。

なのでキャリア決済というのは開発者サイドからすると参入させやすい課金方法なのです。このキャリア決済の上限が解除される日がdocomoは1日、auも1日、SoftBankだけは請求日次第らしく、1日ではないそうですが、ともかく毎月1日というのは特別な意味を持ちます。

月末に向けて課金をし過ぎて上限に達してしまい、ガチャで欲しいのに出来ない、そんな溜まっていた鬱憤を晴らす日なのです(笑)

なので月初には特別なガチャ、もしくはいつもより分かりやすい強さの内容のガチャを実施しがちです。

不可視の時限爆弾

そして先月やったガチャを越えるために次月のガチャは更に強い、または別の意味で尖ったガチャ内容で更新することになります。

これを繰り返すのが現在の運営なのですが、そうするとどうなるか皆さんご存知だと思います。インフレが加速し続けていきます。

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