「行動できる」は武器になる
新しいことを始めるには、もってこいの季節になりました。
✅ 「やってみようかな」→「やってみよう」にするためのマインドセット
✅ 「やりっぱなし」にしないための仕組みづくり
✅ 「行動できる」を武器にするための方法
について、書いていこうと思います。
「やってみないとわからないこと」もある
どれだけ綿密な計画を立てても、100%計画通りにいくことはありません。
外部環境が大きく変わることも多いため、計画を修正しながら前に進めていくことが必要です。
大切なのは、どれだけ早いタイミングで「やってみないとわからないこと」の壁にぶつかることができるかです。
行動の一部を見直せば良い場合もあれば、計画そのものを見直さなければいけない場合もあります。
最初から、この部分は「やってみないとわからない」と分かっている場合もあれば、想定外の部分が「やってみたら、できなかった」と分かる場合もあります。
経験を積むことで、未知の部分が経って計画が洗練されていきますが、「やってみないとわからない」ことはゼロにはなりません。
しかし、経験することで「やってみないとわからない」ことではなくなるので、次に取り組む際には避けることは可能です。
ただやるのでなく、仮説が大事
「やってみないとわからないことがある」からといって、計画を立てなくても良いわけではありません。
わからないなりに情報を整理し、「こうなるのではないか…?」という仮説を立てて臨むことが大切です。
計画を立てる上での神髄は、単にアクションプランを決めることでなく、仮説を立ててそれを検証していくことにあります。
仮説を立てる力は、一朝一夕では身に付きません。
同時に進められる計画の数はそこまで多くないので、一気に経験を積むこともできません。
「行動の精度を上げるためには、行動そのものでなく事前の仮説立てが重要」というマインドセットが大切です。
事前の仮説があると、必ず検証のために立ち止まる時間ができます。
「このタイミングで振り返りをする」ということが明確になっていることで、アクセルをベタ踏みして行動していくことにつながります。
最大の失敗は、「行動できなかった」
「失敗は成功の母」という言葉が示すように、行動せずに失敗するとそこからは何の学びもありません。
PDCAを高速で回すためには、Do(行動)→Check(検証)の部分を加速させることが有効です。
そもそもDo(行動)がなければ、Plan(計画)だけで終わってしまいます。
Plan(計画)段階で仮説がなければ、Check(検証)が適切に行えないのでAction(改善)に移ることができません。
適切に「行動できる」ことは、それだけで十分武器になり得ます。
「行動できる」を武器にすることは若者の印象が強いかもしれませんが、年齢が上がっても/ポジションが上がっても、強力/強烈な武器になります。
違うのは、より仮説の精度が求められることです。
年齢/ポジションが上がるにつれて、自身だけで行動するのではなく、チームを巻き込んだ行動の割合が多くなってきます。
早い段階で失敗しておく必要があっても、事前に仮説を伝えておかないと失敗=士気の低下につながります。
逆に言えば、仮説を一緒に検証するマインドセットが共有できていることで、「チームとして行動できる」ことを武器にすることができます。
最後に
いかがでしたでしょうか?
Do(行動)の前後にあるPlan(計画)とCheck(検証)に焦点を当てることで、精神論ではない「行動できる」が見えてくると思います。
新しいこと/新しいチームに挑む皆さんの一助になれば、幸いです。
この記事が参加している募集
いただいたサポートは、より良い記事を書くためのインプットに使わせていただきます。