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なぜ硬直マインドから抜け出せない?!


硬直マインドセットの人たちにありがちなことだが、
一時、人生の希望の光だったはずのパートナーが、
自分の敵に見えたりする。なぜ??愛する人を敵になどしたがるのか?

他のことをしくじったときは、なかなかひとのせいにできないが、
人間関係がうまくいかない場合には、
相手のせいにしやす。
硬直マインドセットの人が失敗したときに矛先に向ける対象は決まっている。自分の変えようのない資質を責めるか、パートナーのそれを責めるか、
となれば、当然、相手のせいにしたくなるだろう
。(P229)

硬直マインドセットの人にとって、人を許すことは難しい。
なぜ、むずかしいかというと、まず、拒絶されたり、仲違いしたりすると、
ダメな人間の烙印をおされたような気分になってしまうからだ。

そして、もうひとつには、
もしパートナーを許して、相手に非はないと認めたら、その分自分の責任を背負うはめになるからである。
パートナーは善人だとしたら、悪いの自分。自分がいけなかったということになる。

親との関係でも同じようなことが起こりうる。
親子関係がうまくいかないのは、親と自分、どちらのせいか。
十分に愛してもらえなかったのは、親がひどい親だったからなのか、
それとも、自分が可愛げのない子だったからなのか。
マインドセットが硬直していると、
そんな醜い思いにとらわれたまま、ぬけだせなくなってしまう

まさしく私がそうだった。
母は私を愛してくれない人だった。
幼い頃からずっと私は、母を責め、母を恨むことでなんとかやってきた。
ところが、そうやって自分をかばっているだけでは、どうにもみたされないものを感じるようになった。お互いに愛し合える母と娘になれたらどうんなにいいだろう。でも冷淡な親に取り入るようなことだけはしたくなかった。
その時、私ははたときづいたのだ。親子関係の半分は、私が握っている。
親子関係の半分は私の意志で変えられる
少なくとも、母を愛する娘になることだけなら、自分が望めばできる。
母がどうするかは、ある意味でたいしたことではない
私が一歩前進したことに変わりはないのだから。

それでどうなったか。
母への恨みをすっぽりと捨て去り、歩み寄る努力をするようになって、
自分が大きく成長した気がした。その後のことはどうでもよいのだが
一応話しよう。

思っても皆方ことが起こったのである。
3年後に、母の口からこんな言葉を聞いた。
「当時、「あなたは子供を愛していない」なんて人に言われたら、きっと憤慨していただろうけれど、今にして思うと、やっぱりそうだったのね。自分自身が親に愛されなかったからなのか、自分のことで精一杯だったからなのか、愛するって、どういうことかわからなかったからなのか。
でもよくやくわかったわ、愛するってどういうことなのかが」

その時以来、25年後に亡くなるまで母と私の距離はますます縮まっていき、お互いの中で大きな位置を占めるようになった。
数年前に母が脳卒中で倒れた時、
医師からは、もう言葉がしゃべれず、回復の見込みもないと言われた。
ところが、病室に入ったら私を見るなり、母は「キャロル、素敵な服じゃない」と言ってくれたのだ。

あの最初の一歩を踏みださせたものは何だったのだろう
マインドセットが硬直していた時の私は人を責め
恨まずにはいられなかった。
そうすることでやっと、自分は悪くない、ダメな人間なんかじゃないと思うことができたのだ。

ところが、マインドセットがしなやかになってからは、ひとを責める気持ちを捨てて、前に歩みだせるようになった

(マインドセット第6章つきあい P229~P231 抜粋)

さてここまで読んでみていかがですか??

セラピーの関係でよく言われることがあります。
まずは与えること(相手が安心安全だと思える状況)の大切さ。
あたえることによってその場の状況を相手は理解して
その状況、関係により相手はその状況を受け止めて
あなたに返してくる。そしてお互いに互いを理解して互いを許せる(安心)関係だとわかると相手はその関係を維持するために努力してその状況を与えてくれる。そこに私たちが望む互いに与えあえる関係がそこに生まれると私は考えています。それは決して一人ではなしえないことがそこに現れると。


マインドセットを観ていくと・・・
私には…その人が(そもそも(生まれる前から))持っているものというよりも関係’(関わりや経験)によってそのようになってしまったという感じの考え方が私にはしっくりします。
今回は著者の体験談が書かれていたので…いつもよりも長く抜粋していますが、

マインドセットの考え方を観ていくと・・
評価や反応に私たちが翻弄されて・・・
本来備えている能力を活性化できていないのかが見えてきたりします。

私も含めて
あなたも・・・いつも自分の中でかたっていませんでしたか??

「そんなつもりはなかったのに」

さて著者の体験談を読んでい気づいたかもしれませんが・・・
彼女たちはお互いに硬直マインドセットでした。

これは私の憶測ですは・・・
彼女(著者)の母も・・・硬直マインドセットであり、
子育てという初めての体験や親になるという体験ももしかしたら
翻弄されていたのかもしれません。もし、硬直マインドセットやしなやかマインドセットが生まれる前から決まっているとしたら・・・
彼女たちのような体験談は何を教えてくれているのでしょうか???

では次回に続きを

最後にお願いごとがあります。このマインドセットの硬直マインドセットやしなやかマインドセットについて誰かをしなだめしたり、評価をすることや見た目判断に使用しないでください。それは本来の趣旨とは違うからです。つまり度力一報が優れていて・・どちらかが劣っているということを人のラベリングして評価することが目的ではないからです。その発想はここで書かれている硬直マインドセットに該当します。
どうかこれを読んだ人たちにだけでもその人たちが望む人間関係が構築して維持でき笑顔が増えていることを願っております。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。




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