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どんな言葉も行動も何らかのメッセージを伝えている。マインドセット的成長を培う関係とは??序章

第7章 教育マインドセットを培う。(P252 )

さてこの章に入る前に

マインドセットの考え方では・・・
努力を誉めること推奨しています。
実験によって
どうも頭の良さをほめると学習意欲が損なわれて・・・
ひいては成績が低下したことが分かったからです。

さて冒頭を割愛したいのです(笑)・・・

その前に・・・
実際にあなたがどんな言葉と行動を難からのメッセージを
子どもに、もしくはだれから与えられているでしょうか??。
すこしだけ考えてみてください。

それらのメッセージからひとは
自分がどう思われているのかを感じています。

少し言い方がきつくなるかもしれませんが・・・
すべてのことが本人の問題ということで片づけられないということ、
そして、マインドセットは・・・硬直にもしなやかにも変わる。
変わるきっかけを与えられるか??
きっかけは・・・・かかわる人たちに委ねられていることが多くあるということ。たしかに本人の資質もありますが。すべてとかんがえることは難しいと思われます。

例えば冒頭に
「お前の資質はもう変えようがない。私が評価してやろう」
「あなたはこれからどんどん伸びていく人間。私はその成長ぶりに関心があるのよ」

どちらが硬直でどちらがしなやか関係性なのでしょうか???

この章に入る冒頭である事例(5歳のブルースの話*)は紹介されています。*1950~70年代に活躍した育児の達人ハイム・ギノットの話。


5歳のブルースがお母さんに連れられて幼稚園に見学に行った際のこと。
部屋に入るなり、ブルースは壁に貼ってある絵を見上げていった。
「あのへたくそな絵はだれが書いたの?」
母はあわててたしなめた。
「素敵な絵じゃない。へたくそなんで言うんじゃありません」
けれども先生は、ブルースが何を知りたいのかちゃんとわかっていて、
こう答えてくれた。

「ここでは、じょうずな絵なんで描かなくっていいのよ。うまくなくてもいいから、好きな絵を描いてね」

ブルースは先生にむかってにっこりとほほえんだ。

絵が上手にかけない子はどうなるだろうという本当に疑問に答えてくれたからだ。

次にブルースは壊れた消防車(おもちゃ)を見つけて、
それを拾い上げて、とがめるような口調で言った。

「だれ、消防車をこわしたのは」

またもや母があわててやってきて
「だれがこわしたのかわかっても仕方がないでしょ。知らないお友達ばかりなんだから」

でも先生はちゃんわかってくれた。
「おもちゃは遊ぶためにあるのよ。だから、ときには、壊れちゃうことだってあるわ」

今度も先生は、
おもちゃを壊した子はどうなるんだろうというい、ブルースの疑問に答えてくれた。

ブルースは元気よく幼稚園に通い始めた。この幼稚園は自分に優劣の評価を下すような場所ではないとわかって安心したからである。


あなたはどうだろうか???
良かれとおもってしたことが・・・・裏目裏目に出てしまうことがある。
子どものことを想って発した小言や励ましの言葉が、
親の立場として
しいては、教える立場の人たちとして
意図したこととは違ったメッセージを伝えていることがただただあり少なくない。

これからご紹介する章は決して子供に限定されていることではないと
私は考えます。

導く側となったとき・・・・
導かれる側(子供やもしくはあなた(立場としての)部下や後輩 、同期)
どちらの立場になっても考えてみると面白いと思います。

アナタが・その人の成長の望んでいるならば・・・



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