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米田敦
2016年5月17日 06:36
株式市場や円相場はここのところ落ち着いていますが、ひそかにリスクオフとなっている相場があります。ポンド相場です。6月23日に英国で実施される「欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票」の結果に対する不透明感が、ポンド相場の重石になっています。■離脱による英国の影響EUを離脱した場合の英国の影響を振り返ってみましょう。EUを離脱すると、加盟国の貿易における関税の撤廃がなくなってし
2016年4月21日 07:29
16-18日に英国のイプソスモリは世論調査を実施し、残留支持が49%で、離脱派を10ポイント上回りました。■残留派が優勢イブニング・スタンダード紙が20日行った3月の調査では、残留派が離脱派を8ポイントリードしていました。調査結果は、投票率が低下すると、残留派と離脱派の差が6ポイントまで縮小し、離脱派に有利となることも示しました。同紙によると、イプソスモリの政治調査部門責任者、ギデ
2016年3月25日 07:39
ここ最近市場は安定していますが、一気にリスクオフへのいざなう心配事はまだまだ残っています。その一つが英国のEU離脱問題です。■国民投票が開催されるEU離脱の是非を問う国民投票が6月23日に英国で開催されます。6月23日にEUの未来が決まるといっても過言ではありません。■なぜEUを離脱するのか英国はなぜEUを離脱したいのか。それは「もっと自由に発言し、もっと自由に通貨を使いた
2016年3月9日 07:37
過度な世界経済後退の懸念は晴れておりますが日経平均は16500~17000、円は112~113を行ったり来たりしています。なかなか上昇トレンドに移行する気配はありません。一体日本市場、ひいては世界市場の上昇をくすぶっている原因は何なのか?今回は市場におけるマイナス要因について記事にします。■中国経済の後退昨年からのマイナス要因です。発表される経済指標からかつてリーマンショッ
2016年2月29日 07:55
上海で20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が開催されました。均衡の取れた成長や市場の安定に向け、財政を含めたあらゆる政策手段を動員することを明記した共同声明を採択し、2日間の討議を終えました。ここ最近の市場動揺が「世界経済のファンダメンタルズを反映したものではない」と指摘。そのうえで市場安定のために金融政策、財政政策、構造改革の「すべての政策手段を用いる」との文言が盛り込ま
2016年2月26日 08:21
チャイナリスクはG20で見通しが立つとして、EU離脱問題は市場に全然折り込まれていないのが気になります。昨年のギリシャ問題を思い出させます。