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08/10/2022

カンボジアに来て一年半が経った。

1日が一年になる、逆精神と時の部屋にいたかのように、気づいたら時間が過ぎてしまうので、定期的にnoteを。


カンボジアのお盆はすごい。
9月に入ってから、お盆休みに向けて全体がスローダウンしていく。
お盆weekに入ったら、本当に誰も仕事をしなくなる。プノンペンの渋滞がなくなり快適で、そこは超ハッピーだったが、売上はストップのアンハッピーだ。。当たり前だけど、カンボジアの人はビジネスの側面だけでは成り立っていない。暮らしや文化を含めてビジネスをすることがとても大切だと思う。分かっていても難しいんだが、彼らの暮らしを、プチュンベンというお盆を理解しなければ、いけない。理解したい。

まず、この期間はとてもストレスフルである。
お盆期間は毎朝4時から音楽にのせたお経みたいなのが、大音量でスピーカーから流れてくる。5時頃にはいつも通り外の人の声やらバイクの音で騒がしくなる。
この期間はマジで睡眠不足になるから、来年の俺には是が非でも対策してほしい。とりあえずお寺の近くには住むな絶対に。人がよく通るところにもすむな絶対に。

うるせーよ。何時だと思ってんだ!なぁ!と思う一方で、騒音に寛容でいい国民性じゃないかとも思う。隣の家の赤ん坊が泣こうが喚こうが、うるさいと注意する人はいない。夜中までカラオケをしていても特に誰も何も言わない。
どういう感覚かはまだ分からないが、特に気にしてないんだろうな。
そういえば、うるさいと言ってキレてる人間をまだ見たことがない。とにかく騒音に寛容で日本人とは対極だ。

こちらのお盆はおもしろい。
各家庭で料理を作って、お寺に持ち寄り、みんなでお供えをする。みんなでお祈りをする。
お寺は東南アジアあるあるで、ど派手。住んでいるエリアごとに分かれて、これを毎日やっていく。とてもおもしろい。カンボジア人はよくモノをシェアする文化があるが、こういうところにも、そういう影響があるのだろうか。

各家庭のお供物とお祈りの様子

とても良いじゃないか。
こういう文化を、大切にして、ちゃんと実家に帰る。1週間以上休む!(笑) ご先祖の供養をするために、親戚が集まる。大声でガヤガヤ話しながら、朝早くから大量の料理を作る。親戚同士の他愛も無い会話。傍から見ていて心がほっこりするような感覚。イイネ。最初は月の半分近くも休んで何考えてんだオイと思ったが、、大切にすべき事を大切にできる人間と思うと許せる…(休み過ぎなやつも多いなでも)

外国でビジネスをする上で、その土地の、国の文化やあり方を無視することはできない。外国人として慣れていなくても上手に付き合うことが大切だなと改めて思う。来年は、さらにこの文化に寄り添った暮らしを俺自身ができてるといいな。

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