思考力を鍛える方法

世の中には「〇〇できる方法」や「〇〇術」などの記事や著書が多く存在する。
このようなタイトルを見るとついつい読んでしまう、という人も多いかもしれない。

それは何故だろう。
今の自分を変えたい、或いは成長したいという思いがあるけれど、具体的に何をしたらよいのか分からない人が多いのではないだろうか。

結論から言えば、曖昧なテーマになればなるほど、人によってそれぞれ合ったやり方がある。
安易に誰かのやり方を鵜呑みにするのは、思考が止まっているといえるだろう。何も考えずに思考術なる著書を読むことはなかなか可笑しい。

と、ここまで書くと身も蓋もないので、個人的に思考力を鍛えられると思う方法を書いてみる。

それは、なんでもいいので何かについて自分の考えを書くこと。

文章を読むことと、書くことは全く違う。
文字を読み、文章の意味を理解するまでが「読む」という行為である。
理解というのは、具体的なモノを自分が納得できる言葉で具体的に定義することという意味だ。

これに対し、考えていることを文章にすることは、抽象的な思考を具体化する作業であるから、読む行為の単純な逆変換というわけにはいかない。
形の定まらないものを集めて型を決め、順番に並べるイメージだ。
これが1番目のポイントで、思考力を鍛える訓練になる。

2番目のポイントは、自分の考えを自ら読むことで、ある程度客観的に理解することができる。
ずっとこうだと思っていたことについて、前提が誤っていたことに気づくこともあれば、改めて自身の考えに疑問を持つこともある。
つまり新たな発見がある、ということがメリットだ。

普段文字を読むことはあっても、自由に文章を書くことがない人は一度試してみるといい。
思っている以上に筆(指)が進まないことに驚くかもしれない。

僕はこれを習慣にしている、と言うと嘘になる間隔だが、ここで文章を書いている。
あくまで文字にするのは視認できることと、自分以外の人も読むことができるためで、頭の中だけでも同じ作業はできる。

#習慣にしていること

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