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僕の失敗は素直になれなかったこと

素直になろうなんて、わざわざそんな簡単なことを言わなくてもと思われるかもしれない。しかし、以外にほとんどの人が人の話や本の内容に対して、自分の中のフィルターを通して受け取っているんです。いい話を聞いたり読んだりしても、自分はこういう人間だからとか、今の自分はこういう状況だから、その話は聞いたことがあるとか勝手に解釈を入れてしまうんです。それが、自分にとってどうであるのか分からなくても、その意図を全て素直に吸収する。そう意識して始めないと、どれだけたくさんの本を読もうとどれだけ素晴らしい人たちから話を聞けても、どれだけ勉強しようと自分の中の範囲内だけしか受け取らないものなんです。だから、素直になるということは、人生の大事なエッセンスになるのです。

僕の失敗

僕はレストランの店長を任されていました。お店は街の繁華街から少し離れた落ち着いた場所。入り口は看板しかなく、外から見てもどんなお店なのかわからない。それが、一歩中にふみいれたら、オシャレな空間が広がっている。そこで食べられるフレンチのコース料理。隠れ家的なお店でした。有名店で何年も料理の勉強もやっていたし、その中でずっと辛い修行にも耐えてきた。その中で僕のことを応援してくれるひともいれば、期待してくれる人もいました。僕自身は絶対に繁盛するお店にしなければいけない。絶対に失敗してはいけないと自分に言い聞かせていました。結果は赤字が続きました。ガラガラの店内の中で僕はこう思うようになっていました。繁華街から離れているから場所が悪い。今日は雨が降っているから人通りが悪い。お店の入り口が分からないから新規のお客様が入ってこない。お店の作りが悪い。そういった風に全て言い訳していたのです。結果的に赤字は続き追い込まれていきました。今思うと、失敗がこわい。責められるのが怖い。そういった深層心理がはたらいて、自分自身が脆くなっていたのだと思います。言い訳をしていたことで、結果から目を背けて人からアドバイスを受け止めずに対策や改善をしなかったことが赤字の原因でした。

素直になる

成功の秘訣は素直だということを多くの成功者が語るように、素直であるひとはしなやかであって強い。素直であれば吸収できる。それは自分の思いこみを外すことが出来て価値観の違いを受け入れられる。そして、捉え方が変わり視野が広がり成長ができるから。成長からゆとりが生まれ行動力が生まれる。ただ、それを理解出来ていても素直になることは難しいものです。ぼくのように失敗が怖い、責められたくないという恐怖心。相手より優位に立ちたい、馬鹿にされたくないといったプライド。もう知っているよとかそんなこと分っているからといった自惚れ。そいった感情がない人はいないから。その誰もが持っている感情が邪魔をするのです。だから必要なことは素直になる力を訓練し鍛えることです。日々、素直であろうと意識して取り組んでいくことです。自分の中の謙虚さ誠実さ、志の強さや好奇心を最大限に意識していく。そして何よりも成長したいという強い気持ちが必要です。たくさんのことを吸収したいという気持ちが素直さを与えてくれるものだから。
そして、素直であろうと努力し成長をしていく自分をきっと好きになっていくことでしょう。素直になることはメリットしかないんです。僕は自分の体験から素直さの大切さを学びました。素直な自分であるために努力をしていこうと決めていきている。人は忘れる生き物。時々自分に負けそうになる。そんな時に素直さの大切さ当時の学びを思い出すために自身をメルシーという名前で活動しようと決めました。そう僕が店長をしていたお店の名前が「merci」だったから。

最期まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー

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