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期待しない生き方

イライラの原因

人は何故イライラするのでしょうか?僕のイライラする原因をたどってみると、「なんで?」からくるものばかりでした。多くの人のイライラも多分そうじゃないかと思われます。例えば、挨拶を大きな声で丁寧にしたのに、相手はなんの返事も返ってこない。なんで?返事しないの?というイライラが発生します。他にも「なんで、これをしてくれないんだ。」「どうして、そんなことをするの?」と、いったように、イライラが発生する原因が「期待」によるものだと分かります。つまり、「期待」なんてしなければ、イライラすることはなくなるでしょう。そうはいっても、期待することが何も悪いことだとは申してません。自分に期待することで、適度なプレッシャーをかけ、程よい緊張感を持って何かに望むことができます。また、他人に期待することで、相手が応えてくれたとき、大きな信頼関係を築くことだって出来るのだからです。イライラすることが多い人は、きっと「無駄な期待」がおおいのだと思います。無駄な期待とは、イライラした時に自分自身に問いかけてみる。その原因が、「なーんだ、そんなことを期待してたからイライラしていたの?」といった風に、自分で気付き軽減することができるものです。これだけでも、イライラすることをぐっと減らせるものと思います。

人は思い通りにならない

そもそも、イライラの原因の期待は簡単に言うと「思い通りにならない時。」そうは言っても、この世界は思うようにならないことだらけ。ましてや、自分以外の他人は思い通りにならないということを気付くことが大切です。
考えてみれば、僕は両親の教育方針のせいなのか、色んなことを強要させられていた。勉強しなさいというありふれた注意も、なかなか勉強しない僕に対しても、無理やり塾に通わせたり。この問題集が出来るまで、友達と遊ぶことを禁止されたりしていた。更に、小学生だった僕に対して、将来は公務員になりなさいと言ってくるのでした。もちろん、僕は両親を失望させにように、期待に応えるようにと踏ん張ってはみたものの、その糸は最終的にきれてしまった。僕はできないものはできなかっただけ。両親は一生懸命に育てたのにと、きっと思ったはずです。両親の期待に応えようとするのは、親子の愛でもなんでもないもの。ただの重荷でしかない。僕はただ、ひとりの人間という個人として、自分の人生に責任を持って生きるだけ。そこで、たまたま期待に応えられるかどうかだと思います。ぼくが、どんなに努力しても人の期待に応えられなかったんだ。更にこんな話を聞いたことがあります。手をグーパーグーパーにして下さい。人をコントロール出来るのはここまでです。とういうお話し。つまり、他人は思い通りにならない。誰かに過度な期待をするのはやめようということです。

頑張っている自分だからこそ

そんな僕でも人に期待しすぎて失敗したことがあります。それは、評価を求めていました。自分が必死に頑張っていると思えば思うほど、誰かに認めてほしいと強く思ってしまったのです。そして、その期待は思い通りのものになりませんでした。評価されるために、認められるために自分のやりたくないことも関係なく頑張らなきゃいけないとかやらなきゃいけないと思ってしまった。しなきゃいけないが、行動の基準になってしまった。それが、価値の基準となってしまって、評価を求めてしまっていました。そして、評価するのはあくまで他人なので、やりたくないことまで、やって頑張っているのにも関わらず評価されなくなると辛くなりました。どうしたらいいのかと疑心暗鬼になり、不安にもなりました。そして、めちゃくちゃ焦っていたのだと思います。何もかも冷静になれずに、嫉妬しクヨクヨした。そんな自分を責めては落ち込んでの繰り返し。がんばっているからこそ、陥ってしまう危険な期待です。 

期待しない生き方

樹木希林さんが、娘さんにこんな言葉をかけていたそうです。「自分がやりたいからやる。そういう心構えでいなさい。やってあげるなんておこがましい。」僕は、ついやってあげてるって思ってしまう。でも、心の持ちようも自分がやりたいからやっているんだと思っていた方が、きっと精神状態を考えても良いはずです。つまり、積極的な心が大事だと。期待しない生き方とは、受け身にならないことです。自らやりたいと思っていることを積極的にやっていくことなのです。僕自身が自分のやりたいことに積極的に行動していれば、両親も自分の期待を押し付けずに僕のやりたいことを応援してくれたはずです。僕が消極的だったから、心配し不安に思った。そして、親としてのレールを引いたのだとおもいます。それから、僕は頑張ってはいたんだけど、気持ちが消極的だった。だから、認められたいとか評価されたいという気持ちに繋がった。自分の気持ちが積極的に思えたら、単純に他人の評価よりも気にすることは他にたくさんあったはずだから。自分がやりたいからやる。この心で何か無意識に自分の思い通りにしようとしていると自覚させ、思い通りにならないこの世界を楽しんでいこうと思います。

最期まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー

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