見出し画像

運命を変えるには

生きていると運命を感じる時があります。日本に生まれることもそうです。何処で生まれてくるかなんて選ぶことは出来ません。まさに運命と言えるのではないでしょうか。

そして、どの親から生まれるかも選ぶことは出来ません。親も様々で、ちゃんと愛してくれる人もいれば、愛するが故に縛り付けてくる両親もいれば、我が子よりも自分が何より大事な親もいる。その両親もまた親を選ぶことは出来るはずもなく、運命と言えるのです。

このように運命とは自分の意図としないことが、自分の身に降りかかってくること。それは、良いも悪いもないものなんです。

運命のいたずらという言葉があるように、運命とは気まぐれのように僕らの人生を簡単に大きく変えていってしまうのです。

ありとあらゆる出来事を運命だと定めることも出来るけど、今の僕はそうは思いません。全て運命のせいにしたら、人生は面白くなくなってしまうから。

運命を切り開いて、大きく人生を運命を変えることはできる。そう信じることで努力することが出来るのだから。運命は受け取り方次第で味方に出来るのですから。


運命の定義とは

過去の僕は自分にとって悪い出来事は、全て運命のせいにしていたのかも知れません。僕が何度もブラック企業と呼ばれる会社に就職してしまい、どんどん追い込まれて、夢を失い、生きる気力も失ってしまったのも、ある日突然、鬱病と診断されたのも。

「運命だからしょうがないよ。」と、自分に言い聞かせることで、自分をほんの少し慰めることが出来る気がしていました。

でも、それは本当に癒せていたのでしょうか。運命と決めつけて、運命だと言い訳をし、僕はそこから抜け出す努力をしなかったからです。

それが、どんどん僕が僕を追い込む結果になったのだと今は思えます。会社を選んだのも、その会社にしがみついたのも、僕が選んだことで運命ではない言えるでしょう。運命と捉えることで、その後のことまで諦めてしまう自分がいましたから。

運命とはどう捉えるのかが大事で、定義を議論する必要はないと思っています。大事なのは自分の心なのです。心が前を向けるのなら、運命という言葉を飛び出し、都合よく運命と信じれば良いのです。僕のように未来までも諦めてしまう気持ちになってしまうくらいなら、運命と捉えてしまうのは、あまりにももったいないのではないかと思います。


運命の捉え方

僕はこれから何度も躓くかもしれません。これからも自分の意図としない出来事がきっと起きることでしょう。

その出来事を運命と捉えて嘆くことも出来れば、運命は変えられるものだと希望を持ち努力することもできるのです。

運命自体は変えられないけど、そこからの未来はいくらでも変えられるのです。

あの松下電器の創業者の松下幸之助さんはこうおっしゃっています。「わしは運命が100%とは言っておらん。90%やと。実は、残りの10%が人間にとっては大切だということや。いわば、自分に与えられた人生を、自分なりに完成させるか、させないかという、大事な10%なんだということ。ほとんどは運命によって定められているけれど、肝心なところは、ひょっとしたら、人間に任せられているのではないか。」

つまり、運命は変えられない。そこから、どう生きるのかは努力次第で、どうにでもなるものだということなのです。

起きた出来事を運命として捉えるか捉えないかも自分自身で選ぶことが出来ます。運命を信じて前を向くかどうかも選ぶことが出来るのは自分自身。だから、運命をどう捉えれば自分が前を向けるのか。

大事なのは、これからの自分の心の在り方なのです。


運命を変えるよりも

もしも今、自分の運命に苦しんでいるのなら、運命を変えたいと思うのなら、変えるべきことは行動を変える必要があるのです。

行動するから結果が変わるのです。

ピザが食べたければ、ピザを注文するから食べられるのであって、自分が望む未来に向かって、行動を変えていかないと、未来は変わりません。

つまり、行動を変えることで運命は変えられないけど、そこから未来を変えることが出来るのです。

どんな小さなことからでも構いません。いや、むしろ小さなことから行動を変えていきましょう。

自分が出来る範囲から変えていきましょう。

落ちていたゴミを拾う。部屋を整理してみる。自然に触れる。変わりたいと願い、意識して、行動を変えた先に運命を変える結果につながっているにですから。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?