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今、この一瞬を生きる(過去と向き合う)

悩みは尽きないものです。お金の悩み。人間関係の悩み。健康の悩み。思い通りに人生がいかない。どうしたら良いのか分からない。そんな人も多いと思います。僕自身上手くいかない時期が長かった。いじめられた過去。挫折や失敗の繰り返していた過去。どうにもできないともがき苦しんでいた過去。人生をあきらめていた過去。これらが、自分でも驚いているくらい長い月日をかけてしまったから。そして、未来をみても、なりたい自分になれない自分。不安でいっぱいな自分がいたからです。今日ここで伝えたいことは、人生を変えるようなテクニックや方法ではありません。題名にもあるように、「今、この一瞬を生きる」ということなのです。

僕は過去の中で彷徨っていた

時間というものは命そのもの。それを聞いた時に、確かにそうだと思えた。自分の命である時間を大切にしようと思えました。ただ、これまで生きてきた過去の時間。今、この一瞬。これから歩む未来への時間。これらは一本の線で繋がっている。今の自分は過去からくるもの。未来の自分は今の自分で決まってくる。だとすると、時間を大切にするということは、過去、現在、未来どれも大切にしないといけない。そう思えたのです。それが、人生を変えたいと願っていた自分には過酷でした。過去の大きな挫折と失敗から、どうしようもないくらい過去が苦しくて辛いものだと感じていたからでした。それが嫌で嫌で変わりたいと思っていたのに。過去、現在、未来は繋がっているのだから、過去の弱い自分からは逃れられない。そうなってくると未来もずっと引きずったまま生きていかないといけないのかと思うと気が重く感じるのでした。何か起きても、あの時の自分がよみがえり弱気になる。寝る時の夢はその当時の自分に戻って、辛いことや苦しさを何度も繰り返すのです。うなされて目が覚めた時に、ほっとしてため息が出ると同時に涙もこぼれてくるのでした。僕は心から明るい未来を生きたいと思っていたのに過去ばかり見ていた。過去の中に囚われ彷徨っていたのです。


過去は変えられる

過去と現在と未来は繋がっている。過去はかえられないもの。その常識とも思える考えが、僕が過去に囚われている原因だったのです。アインシュタインは「過去・現在・未来という考え方は幻想にすぎない。同時に存在している」と言っています。仏教では刹那生滅と言って、パンと指を鳴らす瞬間に人は64回生まれ変わるという思想があります。これが、本当にそうなら煮詰まっていた過去を持っている僕でも人生を好転させることが出来る。自分の人生に価値を見出すことができると思えたのです。そして、この2つの考え方や思想は同時に今を生きる大切さも伝えていたのでした。今を懸命に生きる。僕は必死に目の前のことを意識してやっていきました。目の前にある仕事に集中して頑張ってみる。やってみたいことが出来たらやってみる。悩みができたら逃げずに最善の策を考え尽くしてみる。嬉しいことがあったら、全力で喜んでみる。そうしているうちに過去のことを思い出している暇がなくなりました。少しずつでも人生が変わって前に進んでいる実感が出来ました。自分に対する感情がネガティブなものからポジティブなものに変わろうとしたときに、ふと思えたのです。あの過去があったから今があるんだって。いや、あの辛い出来事のおかげで僕は変われたんだって。それは、過去が変った瞬間でした。

今を生きることで

人生は振り返ってみると、輝かしいものばかりではありません。中には、思い出したくもないような出来事もあります。その過去の出来事は今を生きることを意識するだけで変えられるのです。もう少し詳しく言うと、過去の事象は変えられません。しかし、過去に対する感情は変えられるということです。決してこれは、過去の記憶に蓋をするものではありません。自分の気持ちにしっかりと向き合っていますから。今、何を考えているのか。今、何を感じるのか。ここに、いかにフォーカスしていくのかが大事になってくるのです。自分を見つめ直す時間をとる。これが凄い大事です。この一瞬を生きてください。悩んでいる自分であっても価値があるのですから。そこにいるだけでたくさんの人に貢献しているのですから。明日は未来に対する思いから、今、この一瞬を生きることの大切さを書きたいと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございます。
メルシー

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