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ハロウィン家庭料理の集いに参加して

10月も後半、待ちに待った爽やかな季節となりました。
知人の紹介で「ハロウィンの家庭料理教室」に参加してきました。

「温かい家庭のような雰囲気」を基本的考えとする料理教室です。

★講師の家庭料理への思い

以前caféを運営していた60代の女性が、気楽に料理作りができる場を提供したいと、ご自宅の一部を開放して活動されています。

受講生は毎回3~4人の少人数制で、落ち着いたサロンのような雰囲気。
かつて女性のcaféに通い続けたファンが集まるという、心地よい場の教室でした。

先月に引き続き講師が協調するのは、気軽に料理を作れるように栄養計算などのうるさいことは言わない!
食材は安価で作り方は簡単にする!

でも、でき上ってみた結果「栄養バランスがよい」というのが一番なのだそうです。

改めて、この料理教室のコンセプト5つと、今回新たに加わったプラス1を強調されていましたので、参考にしたいと思います。

①   普段家庭で使う食材料、つまりスーパーで売っている材料を使う
②   出汁や調味料は、市販品を上手に活用する
③   調味料の分量は大さじ、小さじ、カップ、パック、個などの概要量で表現する
④   短時間で手早く簡単に作れる料理を中心に考える
⑤   料理の何品かは「作り置き料理」を活用して組み合わせる
⑥   食材は旬の新鮮で安いものを使い、素材の味を活かす

このプラスされた⑥は、美味しいものを手軽に食べるための大切な考え方ですね。

★今日の料理

<全体メニュー>
今回は、ハロウィンを意識してかぼちゃ料理が中心です。

①  炊飯器で炊いたチキンライスのオムライス
②  かぼちゃのツナマヨサラダ
③  豚肉とかぼちゃのサンドソテー
④  グリーンと紫色のフレッシュサラダ
⑤  具たくさんのかき玉スープ


この料理の中から3品のレシピをご紹介します。
ハロウィンの雰囲気に合わせてお好みでアレンジしてみてください。お家の簡単料理に使えっていただければ嬉しいです。

〇炊飯器で炊いたチキンライスのオムライス

<材料と分量:4人分>

1 炊飯器で炊くチキンライス
米     2合 (340g)    
とりもも肉    (100g) ウインナーでもよくその時は5本
玉ねぎ   1/4個(60g)
ピーマン  1 個  (40g)
コーン   小缶1/2(60g)   
しめじ大  1/4パック   マッシュルームでもよくその時は5個

調味料A
ケチャップ    大さじ6(108g) 
中濃ソース    大さじ1(  21g)
コンソメ     小さじ1(    3g)
塩・こしょう 少々
バター       大さじ2(24g)

2 チキンライスをおしゃれなオムライスへ

一人分の分量×4人分として、一人分ずつ4回作る
卵      一人2個(100g) 
塩・こしょう 少々
牛乳     大さじ1(15g)    
油適量    大さじ2/1

<作り方>
①  米は洗米して30分くらいザルにあげ、水切りをしておく
②  とりもも肉は1㎝角に切る
③  玉ねぎとピーマンはみじん切りにする
④  しめじも細かく切っておく
⑤  コーンはザルに開けて水切りをしておく
⑥  ボウルに調味料Aをまぜ合わせる
⑦  炊飯器の中へ米とAを入れたら、2合の目盛りまで水を足し、よく混ぜ合わせておく
⑧  ②~⑤とバターをのせて、普通に炊飯してチキンライスができ上り

次に、卵をドレススカートのようにふんわりとねじり焼きしたものを、盛り付けたチキンライスにふわりとのせる。

①  ボウルに一人分の卵を割り入れてふんわりと溶き、Aを混ぜる
②  フライパンに油を熱し、卵を流し入れる。二本の菜箸でくるりと半回転させ、ドレスの形のスカートに似せてふんわりと焼く。
③  チキンライスを皿に盛り、半熟で柔らかいドレス卵をのせて、オムライスに整える
④  仕上げにお好みでケチャップをかける
今回は、薄切りのかぼちゃのから揚げをトッピングし、ハロウィンらしい雰囲気にした

〇かぼちゃのツナマヨサラダ

<材料と分量:4人分>
かぼちゃ   1/4個(300g)
玉ねぎ    1/4個(  60g)
塩      少々

ツナ缶     小1缶
レモン汁    大さじ1/2
ゆで卵    4個
塩・こしょう  少々
マヨネーズ   大さじ6(72g)
荒びき黒こしょう(仕上げ用)

<作り方>
①  かぼちゃは一口大に切り、ラップをふんわりかけレンジで6分加熱する
②  水から卵を入れて14分茹で固ゆで卵を作る。4等分に切っておく
③  玉ねぎは縦薄切りにして塩をふってもみ、水で洗って水けを絞っておく
④  ツナ缶は汁を切りレモン汁をかけて臭みを取る
⑤  ボウルに①~④とマヨネーズを入れ、混ぜ合わせてでき上り
⑥  仕上げに荒びき黒こしょうをふる

〇豚肉とかぼちゃのサンドソテー

<材料と分量:4人分>

かぼちゃ    1/4個 (300g)
塩・こし ょう 少々
マヨネーズ   大さじ2(24g)

豚生姜焼用   8枚
塩・こしょう  少々
焼油      適量

<作り方>
①  かぼちゃは一口大に切り、ラップをふんわりかけてレンジで6分くらい加熱して、熱いうちにつぶす。塩・こしょう・マヨネーズを入れてまぜる
②  4枚の豚肉を広げ、塩・こしょうをふる。かぼちゃを等分にのせ、平らに延ばしたら残りの豚肉をかぶせ、軽く押さえておく
③  油を熱したフライパンに入れて、中火で両面2~3分ずつ焼いてでき上り

<ハロウィン風に器に盛り付ける>

大皿に料理をバランスよく盛り付ける。
たっぷりのグリーンサラダに紫きゃべつの酢漬けを添えると、紫色が鮮やかでかぼちゃのオレンジ色に映えてきれい。

さらに、大根をお化け模様に形抜きし、薄くスライスして飾るとハロウィンらしい雰囲気の盛り付けとなります。

この時季欲しくなる具たくさんのスープ(何でもお好みで)も添えました。

今回は、ハロウィンを意識して卵やかぼちゃ・マヨネーズの使用料が多めとのことでした。
気になる方は、卵を半量にしたり、マヨネーズをカロリーハーフに変更するなどの工夫をしてみるとよいですね。

★今日のデザート

かぼちゃ入りシフォンケーキの生クリームとお化けクッキー・ミント添え
ホットコーヒー

甘みの少ないふんわりしたシフォンケーキ、さわやかなデザートとなりました。
ホットコーヒーでゆっくりといただき、至福のひと時でした。

★家庭料理教室に参加して思うこと

長年栄養と料理に携わっていると、私自身は料理の基礎や基本的技術にこだわって、確実な料理を伝えたい気持ちがあります。

そうすると、作る側は面倒できっと料理をしなくなる人が増えるのかも知れない・・・。

そこは悩みどころですが、先ずは簡単で手軽な料理から始め、やがて「確実な知識と技術に基づいてこだわりたい」と言ってもらえるといいな、と本心は思っています。

基本にこだわる料理教室、簡単で楽しい料理教室など、色々な料理教室の形態がありますが、先ずは、自身に合った考えの教室に参加するのがよいですね。

私自身は、いつもの材料で日常の家庭料理に活かせる、そんな気楽でとにかく楽しい集まりも、案外いいものだと感じる1日となりました。


今回も、最後までありがとうございました。

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