「メンター」有効活用のススメ
こんにちは、MentorMe PRのNatsuです。
初回記事では私たちがなぜMentorMeを立ち上げたのか、MentorMeでどのようなことを実現したいのか、ということについてお話しをさせていただきました。
今回は、「そもそもメンターって何？」「具体的に何をするの？」といった疑問にお答えしていきたいと思います。
メンターって何？
「メンターを持ったら？」
「メンターを見つけた方が良い」
「メンターを探している」
起業をしたり、新規事業を立ち上げようとすると「メンター」という言葉によく出会います。
そもそも、メンターとはどんな人のことを指すのでしょうか？
ケンブリッジ・ディクショナリーによると、「メンター」の定義は以下のとおりです。
他の人にアドバイスや助言を与える、経験豊富で信頼できる人。特に、一定期間にわたり仕事や学校に関わるアドバイスをする人
つまり端的に言うと「経験や知見を基に助言をくれる、アドバイザー」ということになります。
なぜメンターが必要なのか？
日本では年間3万社ほどの企業が創業されますが、85％の企業が創業5年以内に消えてしまうといいます。
ベンチャー企業の生存率を示すデータがあります。創業から5年後は15.0％、10年後は6.3％。20年後はなんと0.3％です。非常に厳しい。
その創業者たちは努力や熱意が足りなかったのか？
本気じゃなかったのか？
決してそういうことではないと思います。
中小企業庁の調査によると、約70％の企業が「売上が十分に立たなかった」という同じ理由で失敗しているといいます。
実はこの状況は日本国内だけのことではなく、数字の違いこそあれ、世界中で起きていることです。
そう、新事業や新企業はほとんど失敗するんです。
そんな中、少しでも成功率を高めるために世界的に取り入れられているソリューションの1つが「メンター」です。
世界的アクセラレータープログラムでも導入済み
実際、世界中の起業家や経営者もメンターを持っています。
スティーブ・ジョブスやビル・ゲイツの話は有名ですよね。
こちらのサイトに様々なエピソードがまとまっているので是非見てみてください。
また、世界的に有名なベンチャーキャピタルである 500Startups、YCombinator、Google for Startupsなどが主催するアクセラレータープログラムでもメンター制度が取り入れられています。
正しいアドバイスはない
そんな世界的なアクセラレータープログラムを運営している方が以前こんなことを話していました。
「メンターからのアドバイスは絶対に正しいと思っている方が、結構いるんです。」
でも、それっておかしい。
なぜならビジネスの世界で出会うのは「答えのない問い」ばかりだからです。同じことをしたって、人や状況によって結果も変わりますよね。
メンターはあくまでアドバイザーです。
その人の経験や実体験をもとにアドバイスをくれますが、最後に決めるのは自分です。その時々で必要なアドバイスも必要な目線も異なるはずなので、きちんと見極める必要もあります。
メンターは「正しい答えをくれる人」ではなく、「自分の答えを導くためのパートナー」と考えておくのが良いでしょう。
車輪は再発明しなくていい
欧米では、”Don’t reinvent the wheel（車輪を再発明するな）” という言葉があります。
他者が発明し、すでに存在する「車輪」をわざわざ自分で再発明するのは愚かである、ということわざです。
言われてみれば明らかですが、ビジネスの世界では似たようなことが多々起きていると思いませんか？
先人が死に物狂いで乗り越えてきた経験を知見として共有してもらい、バトンを受け取った上で更に先に進むことは、個人として、企業として、そして人類の一員としてとても重要なことです。
メンターを持って成功率が3倍に
米Forbesの記事によると、自身が新米起業家だったとして、圧倒的な実績を残した起業家にメンターとしてついてもらった場合、メンターを持たなかった時に比べてメンティー（メンタリングを受けた人）も3倍の確率で著しい結果を残す、という調査結果が出ています。
もちろん100％成功する訳ではないですし、先の通り、いつもアドバイスが正しい訳ではありません。
ただ、未経験の分野において一人奮闘するよりも、成功失敗を問わず同じ経験をしたことのある人からアドバイスをもらいながら進められた方が、成功率を上げるためには有効な手立てではありそうです。
MentorMeについて
MentorMeでは、起業や新規事業の立ち上げに取り組む挑戦者と、メンターをマッチングするサービスをご提供しております。
もし今あなたが課題を抱えていて、誰かに相談してみたい…と思っていることがあれば、まずはお気軽にお問い合わせください。
担当者よりメンターをご紹介させていただきます。
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