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【MentaRest所属カウンセラーコラム】悩みや課題を可能性に変えるリフレーミングを日常生活に活かす方法

■はじめに

皆様、こんにちは!MentaRest公式アカウントです!
本日は、MentaRest所属のカウンセラーが執筆したコラムをご紹介します。
特に、仕事も私生活も大切にしたい皆様に向けてワークライフマネジメント実現のコツについてご紹介致します!

そもそも「MentaRest」とは何か?に関しては代表の飯野が投稿した下記記事を是非ご覧ください!


■水が半分入ったコップが目の前にあるとしたら?

突然ですが水が半分入ったコップを思い浮かべてみてください。さて、皆さんは「半分しか入っていない」か「半分も入っている」と思うか、どちらでしょうか。水の量が同じでも、捉え方によって感じ方はだいぶ変わりそうですね。
この人によって異なる物事の捉え方を枠組み(フレーム)といいます。コップに水が満たされているのがあたり前と考えると「半分しか入っていない」となりますが、コップが空である状態が普通と思ったら「半分も入っている」と考えるでしょう。
このように、現象をどの枠組みで捉えるかによって、自然と思い浮かぶ考えがずいぶん違ってきます。今回はこの枠組みに注目し、古い枠組みに新たな枠組みの視点も取り入れ、全体を見直す思考法「リフレーミング」を紹介していきたいと思います。
参考:日本女子大学 心理学科「リフレーミング視点を変えてみよう」


■リフレーミングとは

リフレーミングとは、アメリカのリチャード・バンドラー博士とジョン・グリンダーが共同開発をしたNLP(神経言語プログラミング)の手法の1つです。
私たちの脳は、視覚や聴覚など五感を通じてさまざまな情報を取り入れ、身体感覚や言語で意味づけを行います。
例えば、これまでは犬に対して何とも思っていなくても、噛まれた経験があれば見るだけで「怖い」と感じるようになります。噛まれた経験のない人は、犬を見て可愛いと思うかもしれません。
私たちの脳は経験を重ねるごとに一定の感じ方・思考をするようになります。これをプログラミングといいます。一度プログラム化された古い物事の捉え方、枠組み(フレーム)に新たな視点を加え、全体的に捉えなおせるようになるのを目指すのがリフレーミングです。
参考:Learning NLPとは?


■リフレーミングとポジティブシンキングの違い

リフレーミングとポジティブシンキングは似ているようで意味が異なります。例えば、上記の犬の例で例えるなら、ただポジティブシンキングをしようとするなら「犬が怖いわけないじゃない!噛まれたのはまぐれ。今回は大丈夫」と無理やり明るく捉えようとするかもしれません。
リフレーミングでは、「確かに、犬は噛むこともあるかもしれない。気がたっているときに触るのさえ控えればそう噛まれることはない。だから大丈夫」と考えます。噛まれた事実はそのままに、新たな視点を加えることでより柔軟な思考法を試みようとする点において異なります。


■リフレーミングの効果&メリット

リフレーミングを行うことで、これまで一側面からしかみれていなかった出来事への解釈の幅が広がり、可能性を広げることができるようになります。
そのため行き詰まった状況を打開したり、自分の苦手意識を軽減したり、モチベーションを向上したりする効果を得ることが可能です。


行き詰まりを打開し視野を広げる

仕事の量が多くひとりで抱えきれなくなっているなど、具体的に困っている事柄があるときでも「ではどのようにする?」と問い直すようにします。こうすることで解決策のヒントがみえてきやすくなり、行き詰まりの打開に役立ちます。
仕事の量が多い場合は、誰に何のタスクを切り分けたいのかを考えるきっかけになります。


苦手意識が弱まり、自分に自信がつく

リフレーミングを用いることで短所の中にある長所に気づくことができるため、自分自身の苦手意識が弱まり自信がつくようになります。例えば飽きっぽい、強引な、向こうみずなどの短所は、好奇心旺盛、引っ張る力がある、行動力があるなどの長所に言い換えることができます。


モチベーションの向上につながる

例えば、会議やプレゼンの場など人前で話すことに緊張や不安を覚えてしまう場合にもリフレーミングは役立ちます。
「失敗したらどうしよう」と思う代わりに「自分のプレゼンに大勢の人が関心を持ってくれている」と捉え直すことにより、モチベーションを向上することができます。


■リフレーミングを活用するコツ

リフレーミングのコツは言葉の定義を見直すこと、ではどうする?と問いかけること、もし〜だったらと未来(ゴール)を仮定することです。
問いのかけ方を工夫すると、物事を別の一面から捉え直すきっかけになり、リフレーミングを有効活用するのに役立ちます。


ではどうする?と問いかけてみる

ではどうする?と自分に問いかけることで、現状を打開するきっかけを作るリフレーミ問いかけます。ング法の1つです。例えば、部下が仕事をしてくれないようであれば、ではどうする?と
部下が仕事をしてくれない、ではどうする?まずヒアリングして、どこに行き詰まっているのかを確認しようなどと考えることで、現状を一歩前進させることができます。


短所を反対の言葉で言い換えてみる

言葉の定義や意味を見直すこともリフレーミング法の1つです。短所を長所に言い換えるのが最もわかりやすい例です。


もし〜だったらと捉えてみる

もし〜だったらと状況を仮定することで、状況の打開策をみえやすくするリフレーミング法の1つです。
例えば「もしスムーズに仕事に取り掛かり、定時に仕事を終えるとしたら日中に何ができているだろう?」と仮定することで、何をすべきか気づきやすくなります。


■リフレーミングの一覧

仕事に対するやる気がわかない→どんなときにやる気が湧くのかポイントを振り返ってみる(ではどうする?と問いかけ)
顧客数が増えない→顧客数が増えるとしたら、何が今と違っているだろうと考える(もし〜だったらと問いかけ)
気が弱い自分が好きになれない→相手を気持ちを尊重できるところもある(短所を長所に言い換え)
何か失敗をしてしまったとき→大きな失敗になる前に気づけて良かった(より悪い状況と比較)
できていない部分を指摘されたとき→自分の問題に気づけて良かった。改善のチャンスを得ることができた(得られたものに目を向ける)
参考:Direct communication「リフレーミングの種類とは」


■行き詰まったときがカウンセリングを受けるチャンス!

行き詰まりを感じたときが悩みを整理したり状況の捉え方を変えたり、対処法を練ったりするチャンスだと捉え直すこともリフレーミングです。リフレーミングは自分自身に対してだけでなく、1on1や部下へのフィードバック、マネジメントにも役立ちます。
リフレーミングのコツをもっと知りたいと思う人、自分だけでは別の視点を考えにくいと感じる人は、カウンセリングを通じてスキルを身につけるのをおすすめします。
仕事や日常生活にぜひリフレーミングを取り入れ、ぜひその効果を実感してみてくださいね。


■MentaRestを活用してみませんか?

誰でも仕事やプライベートに関する悩みの相談だけでなく、パフォーマンス向上やモチベーション維持のための思考整理、自己理解を深めるためのきっかけとして活用いただけます。
「こんなことを話しても良いのだろうか?」と迷っていた方々も、利用後は「思考の整理が出来てスッキリした!」「悩みを言葉にする中で解決策が見つかった!」といった感想や非常に高い評価を頂いております。
MentaRest導入企業の従業員の方は、MentaRestを無料で利用することが可能です。
MentaRestで話した内容は、対応カウンセラー以外(所属企業含む)には一切開示される事はありません。安心してご利用ください。

詳しいMentaRestサービスの情報は代表の飯野が執筆した以下をご覧ください!

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