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【感想】髪はこすれば生えてくる: 薄毛、ハゲを劇的に改善させる誰も知らない育毛、発毛の真実(塩見啓一)

恐ろしい薄毛対策本を読んでしまった。正直やってみたいけれど、怖くてできない薄毛対策本NO.1だろう。

著者は美容整体師の塩見氏。書籍の中では、自身の整体院のHPも公開し、自身の実体験に基づく写真も載せている。施術メニューの中には、発毛?育毛コースやカウンセリングもあり、近くに整体院があったらのぞいてみたい(行く勇気はない)。

こすると毛が生える

この本で主張しているのは、皮膚を強くこすると、そこには毛が生えるという一点だけだ。薄毛の人は優しく頭皮マッサージはできても、ゴシゴシと強く薄毛部分をこすることなど考えもしないだろう。できるだけ摩擦を避けようと、デリケートに扱っているだろう。

しかし、著者は、まさに薄くなっているところこそ、ゴシゴシこすれ!と喝を入れる。

こすって抜けてしまう毛はすでに死んだ毛だ。本当の髪の毛は強いものだ。プロレスラーを考えてみてほしい。髪の毛を強く引っ張られても、あれくらいで健康な人の髪の毛は抜けない。プロレスラーがハゲばかりかというと、そうではないだろう。

という驚くべき論理で、グイグイ、頭皮をこするように勧めてくる。

著者の論理によれば、生半可なこすり方ではなく、皮膚に相当の負荷をかけるこすり方が必要だ。頭皮をマッサージしたくらいで毛が生えないのは、こすり方が中途半端だからだ。強くこするからこそ、皮膚が「やばい、保護しないと」と思って毛を生やしてくるのだ。

うむ、、、納得できる気もするし、怖い気もする。いや、怖い。そんなゴシゴシ、頭皮をこすって、頭皮が無事でいるとは思えない。ということで、恐怖心のあまり、この本を閉じてしまった。

もし、この方法で毛が生えた人がいたら、ぜひ教えてほしい。

まとめ

・皮膚を強くこすった箇所には毛が生えてくる。頭皮をゴシゴシこすっても、それくらいでは髪の毛は抜けないから大丈夫。

・頭皮マッサージで毛が生えてこないのは、こすり方が中途半端だから。自信を持ってゴシゴシ頭皮をこすろう。

・著者の整体院に行くと、逃げも隠れもせず、こすって増えた頭髪を見せてくれる。

・でも、私は頭皮をこすれる自信がない。余計抜けそうで怖い。

あ~、怖い本だった。とても扇情的な本で、感情を煽る書き方を心得ている人が書いていることが分かる。そして、ノウハウは「頭皮をこすれ」一本だ。やってみたいと思っても継続できる人はマレだろう。中途半端にやるなら、やらないほうがマシだ。

もしかすると、このストイックなノウハウに真実が隠されているのかもしれない。もしくは、そうではないのかもしれない。分からないけれど、私が恐れをなして脱落したことだけは分かっている。

薄毛の壁は思いのほか高かった。

#薄毛対策 #薄毛 #AGA #書評 #読書感想文

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大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq