「面倒くさい」の壁を克服する口癖(セルフトーク)の力!人生が変わった。
いつからだろう、何をやる時も「面倒くさい」という言葉が頭に浮かぶようになっていた。予定外のことが生じるたびに、力を奮い起こすようなことが生じるたびに「面倒くさいな~」と頭の中で、つぶやいているのだ。そのうちに、人生も、生きることも、何もかも「面倒くさい」と感じるようになった。
掛け算で、最後にゼロをかけると、すべてゼロになるように、どんな出来事も「面倒くさい」と口にすると、何かも価値がないように感じた。ただ、こんな考え方をしているようじゃ、何一つ達成できない。「面倒くさい」という言葉は、行動をストップさせてしまうからだ。
このNOTEを始めてから、徐々に「行動」の力に気づくようになった。最初は弱いメンタルを強くしたいと思って始めたNOTEだったが、変化させなければいけないのはメンタルというより「行動」だった。そして「行動」するためには「面倒くさい」の壁を乗り越える必要があった。カギはセルフトークだった。
セルフトークを変える
セルフトークというのは、脳内でのつぶやきのこと。セルフトークは、毎日、自分にかけられる他者からの声のようなもの。批判的だったり、マイナス感情を掻き立てるものだったり、やる気を失くするような言葉をかけ続けられれば、やる気がなくなるのは当たり前だ。「面倒くさい」とつぶやく人は、毎日、自分自身のやる気をそいでいるのだ。
論理療法(REBT)を学び、考え方と感情の関係を理解するにつれて、もしかして、この「面倒くさい」という気持ち、それを倍増させている、セルフトークにこそ問題があるんじゃないかと感じるようになった。何かを見るたび、何かを経験するたび、「面倒くさい」とつぶやく癖をやめられるなら、もっとやる気が増す人になれるのではないかと考えたのだ。(参考:絶対的な自信を身に着ける方法。失敗した時のセルフトーク、成功した時のセルフトーク。)
「面倒くさい」を相殺するフレーズを付け加える
正直言えば、「面倒くさい」というセルフトークをやめるのは、やっぱり難しかった。「面倒くさい」と思う出来事を「ワクワクする!」と言い換えることはできなかった。「面倒くさい」というフレーズは、条件反射で脳内に浮かんできてしまうから。しかし、それをポジティブに変化させることはできるようになった。つまり、こうする。
「面倒くさい」→「面倒くさい・・・って言ったら、何一つできない」
面倒くさいの後に、一言を付け加えるようにしたのだ。実際そうだ。「面倒くさい。面倒くさい。」とつぶやき続ければ、やがて働くことも、食べることも、生きることも放棄するようになるだろう。人生というのは「面倒くさい」ことであふれている。しかし、「面倒くさい」ことほどやり終えた時には「やった感」があるのも事実だ。だから、成功者と凡人の違いは、面倒くさいと思ったときに、やるかやらないかにあるのだ。
家事・掃除からチャレンジ
私の場合は、「面倒くさい」克服トレーニングとして、身の回りの家事や掃除を始めた。本当に小さなことだ。机の上を乾拭きしたり、ホコリをとったりする。布団を上げたり、掃除機をかけたり、トイレ掃除したりする。片付けていなくて、バラバラになっているものを所定の位置に戻す。お皿を洗う。(参考:10秒朝そうじの習慣 ~人生を劇的に変える最強メソッド 今村 暁)
何もかも「面倒くさい」のが本音、しかし、それが浮かんだ直後に「って言ったら、何もできない。よし、今やろう」と動き始めるようにした。ちなみにどんな小さな家事も、Toggleで時間を計測しながら行っている。この本で書いたノウハウだ。
そうすると、だいたい、どんな家事も大した時間がかからないことが分かる。お皿洗いも5分~10分で必ず終わるし、トイレ掃除もかなり丁寧に行っても15分かからない。布団を上げるに至っては3分くらいで終わる。「面倒くさい・・けれどやってみると、言うほどではない」ことが分かるようになった。やがて、セルフトークは進化する。
「面倒くさい」→「面倒くさい・・・って放置したら、もっと面倒くさくなる」
「面倒くさい」で、すべてを放置すると、もっと溜まっていき、結果として、それを片付けるには、さらに数十分かかるようになり「超面倒くさい」状態になる。それなら、最初に「面倒くさい」と思った瞬間に動き出すのが良い。そのほうが圧倒的に「楽」なのだ。そのことに気づいてしまった。
セルフトークの力を信じる
そのため、今や「面倒くさい」というキーワードは、私の脳内では、動き出すトリガーになりつつある。根っからのポジティブ思考はできないが、言葉を付け加えて、オリジナルのポジティブな意味を持つセルフトークを作ることは可能だ。そして、その言葉に引きずられて、いつの間にか動き出せるようになる。人間なんてシンプルなものなのだ。
妻は、自ら進んで家事や掃除を行う私に驚いている。結婚して十数年、見たことがない姿だからだ。人間ってのは、ちょっとずつ「発達」するのだ。遅まきながら、このことに気づいた。まだ、大きすぎる物事に直面した時に出てくる「面倒くさい」の壁は乗り越えていないが、この壁を乗り越えるのも時間の問題だろう。
セルフトークをボチボチと作り変えることで、いつの間にか、思考までポジティブになってきているのを感じている。セルフトークについての、おすすめ本はこちら。秀逸な本だ。
大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq)