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集中力を鍛える「シャドーイングウォーキング」(オリジナル)

コロナ禍で時間に余裕ができたのを機に始めた音読はすっかり習慣になった。毎朝(午前中)にしっかり声出しして音読を行う。15分~20分声に出して本を読むとスッキリする。今は、覚えこみたいテキストを中心にしっかり音読に励んでいる。何度も何度も大事なテキストを読み込むことで、自分の一部って言えるくらい血肉にしてしまおうと思っている。

https://note.com/mentaltuyoshi/n/nf778ebe8a781

音読に集中できない時

ただ、音読に慣れてくるにつれて別の問題が生じるようになった。それは、文字を読みながら別のことを考えてしまうことだ。すごい器用だなと自分でも思うんだけれど、目で文字を追い、それを発音しながら、頭では別のことを考えてしまうのだ。

ADHDには集中力を保てない限界がある。いわゆる「ポップコーン現象」が起こる。(参考:ADHDの注意散漫(ポップコーン現象)に対処する3つのプランニングシステム。)ひとつのキーワードから、次々と連想して色々なことを考え始めてしまうのだ。

自動車を運転しながら、いろいろなことができるのと同じだろう。音読に慣れるにつれて気が散るようになってしまった。そこで、新たな方法を編み出した。

シャドーイングウォーキング

それが、聞こえてくる音声に続いて発音してみるというシャドーイングだ。英語ではなく、日本語のテキストで行うのがコツだ。集中してテキストの内容を自分の中にインストールするために読み込みたいのだ。

最初は、オーバーラッピング的に、テキストを見ながら朗読にかぶせるように読んでいたのだが、シャドーイングのほうが集中力が高まることが分かった。そりゃそうだ、テキストを見ないで、ひたすらシャドーイングしようとすれば、さすがに余計なことは考えられない。頭に一瞬記憶された情報を間髪入れずに出し続けなければついていけない。

どうせだからということで、ウォーキングしながらシャドーイングすると、かなりイイ感じで時間を使えた。20分~30分はあっという間だ。そして、2000~3000歩歩ける。さあ「ちょっと勉強しよう」を同時に「ちょっと運動しよう」に変えられるのだ。

プロの朗読音声は早い

シャドーイングを始めてから意外な気付きがあった。一人で音読していると、丁寧に読もうとしているからなのか、滑舌が良くないからなのか、音読スピードはかなり遅いのだ。プロの朗読を聞いてみると、相当のスピードで驚いた。あわせて読もうと思ったら息切れしてしまったほどだ。でも、これくらいで読んでいかないと、聞いている人が退屈になってくるのだろう。

朗読にあわせてシャドーイングをすることで、自分の音読の癖(発音・アクセント・間の取り方・スピード)を改善することもできるという付随的な効果にも気づいたのだ。これは非常に素晴らしい気づきであった。朗読版(オーディオブック)が用意されているテキストであれば、この手が使えるだろう。

自分の声を録音・倍速再生

覚えこみたいテキストに朗読版がなければ、自分で読んで録音するという手がある。すべてのテキストや本にオーディオ版があるわけではないので、私がよく使うのは、スマホ等に入っているレコーダーで録音して、それをアプリで倍速にする方法だ。(普通に読んだだけでは遅すぎるため)

私はaudipoなどのアプリを使用している。ios版もandroid版もあるのでおすすめだ。簡単に1.5~2倍速にできる。さすがに2倍速では早すぎるけれど、自分の音声の1.2倍くらいでシャドーイングするのが良いかもしれない。

全然、科学的な裏付けはないんだけれども、この方法は「ワーキングメモリ」をバリバリに鍛えているような気がしている。

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大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq