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#読書感想文
そんな自分がちょっと好きだったりする(書評)ADHDでよかった 立入勝義
ADHDでなければ、どれだけ生活が楽だっただろうと思うことはあるけれど、ADHDでない自分のことを想像することができないのも事実だ。ADHDは自分そのものなのだ。だから、今ある自分がいるのも、たどっていけばADHDのおかげだとも思える。このなんだか、わけのわからない感覚を自伝の形で書き表した本を見つけた。
アメリカ在住20年の起業家・コンサルタントの立入氏だ。彼がADHDの診断を受けたのは34歳
理解できないと決めつけないで。【書評】「大人の発達障害」をうまく生きる、うまく活かす 田中 康雄 笹森 理絵
「発達障害」という言葉は、近年、乱発されすぎていて、良識のある医師たちの中にはその傾向を危惧している人も多い。発達障害の専門医である田中康夫氏もその一人だ。田中氏は、発達障害は突き詰めると「すべての方が多かれ少なかれ抱えている特性の一部」だと考えているという。
発達障害というラベルで思考が麻痺してしまうと、それ以上、その人のことを知ろうとしなくなる。発達障害の中には、ADHD・ASD・LDが含ま