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ADHDあるある

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2020年8月の記事一覧

「発達障害」という曖昧な用語と、統一性のない診断と猫も杓子も。

「発達障害」という曖昧な用語と、統一性のない診断と猫も杓子も。

猫も杓子も発達障害である。生きづらさ、個性的、変り者、なんでもかんでも発達障害という言葉で片づけようとすべきではない。発達障害というラベルが貼られることで、かえって実態は曖昧模糊としたものになり、対処法もないかのように思えてしまうことがある。

発達障害という言葉の使い方・診断に関しての疑問を表明する識者は少なくないようだ。私も情報発信者の一人として注意しなければならないと感じた。

ひとまとめに

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#ADHDあるある:とにかく疲れやすい・エネルギー切れを感じる。

#ADHDあるある:とにかく疲れやすい・エネルギー切れを感じる。

これはADHD一般がそうなのか、自分だけなのか、分からないけれど、とにかく疲れやすい。いつでも、疲労感満載なのだ。主な口癖は「疲れた」だ(このセルフトークでいっそう疲れるのかもしれない)。なぜ、体力がないのだろう。

もっと強くならねば・・と自分を叱咤激励してきたのだが、どうも原因は「頑張っていない」からではないようだ。むしろ気づかない「頑張りすぎ」が原因のような気がしている。

「過集中」でエネ

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#ADHDあるある:怖いのは過集中!集中しすぎるのは危険なシグナル。

#ADHDあるある:怖いのは過集中!集中しすぎるのは危険なシグナル。

ADHD特性の中で、とりわけ長所にもなり、短所にもなるのが「過集中」だ。まるで、ブレーキが搭載されていないスポーツカーのような感じだ。止まる時は、ぶっ倒れる時だ。私も、上司から「止まると死ぬ魚だな」と言われてきたし、スイッチが入ると朝でも深夜でも仕事に没頭するような半生を送ってきた(今は、かなり改善したけど)。

「ADHDでよかった」の立入氏の本の中にも「過集中」エピソードが満載なんだけど、34

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そんな自分がちょっと好きだったりする(書評)ADHDでよかった 立入勝義

そんな自分がちょっと好きだったりする(書評)ADHDでよかった 立入勝義

ADHDでなければ、どれだけ生活が楽だっただろうと思うことはあるけれど、ADHDでない自分のことを想像することができないのも事実だ。ADHDは自分そのものなのだ。だから、今ある自分がいるのも、たどっていけばADHDのおかげだとも思える。このなんだか、わけのわからない感覚を自伝の形で書き表した本を見つけた。

アメリカ在住20年の起業家・コンサルタントの立入氏だ。彼がADHDの診断を受けたのは34歳

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