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「コミュニケーションの行方(その7)」

木村草太さんの『ほとんど憲法』を楽しく読んでいます。毎日小学生新聞に連載されているコラムですが、大人が読んでも面白い。^^
 
その中の1項に「心のこもっていない謝罪をさせる意味はあるか?(P122)」があります。小学生だった草太さんが、担任の先生に感じた疑問と心配が素直に書かれています。
 
「心のこもってない謝罪」なら私たちは日々見ています。国会や記者会見での「誠に遺憾であります」は定番で、「約束はしたが、守るとは言ってない」等、もう意味のわからない開き直りまであります。
 
これは、精神科医、泉谷閑示の講演での指摘ですが、私たちは、「ことば」という器を使ってやりとしているが、そこに入れる意味がバラバラになっていて、コミュニケーションが成立しにくい状態になっている。まったくもって同感です。
 
以下の図は、泉谷閑示氏が著書の中で使った図を私が加筆したものですが、私たちは、日々使っている「ことば」とそこに込める「意味」について考える必要があると私は思います。

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読書感想文

I have a dream. 私の「夢」は、日本に活動家を養成する学校をつくることです。 私の「モットー」は、Life is Art. Life is Play. -生活をアートできるようになれば既に幸せ-