テクニック6【問いかけを変える】
私たちは常に自分に対して問いかけをしています。
「あ~今日はなんだかだるいなあ」
「ランチ何食べに行こうかなあ?」
「昨日のテレビ、面白かったなあ」
こんな感じで、四六時中自分の心と
コミュニケーションを取っています。
更に、他人からかけられた言葉に対しても、
同じように自分に問いかけをしています。
例えば、上司から注意をされたとします。
するとそれに対し、自分の心に問いかけをします。
「あ~あ、また怒られちゃったよ」
「いつもあの人は怒ってばっかりだなあ。いやになるよ」
「注意してくれるということは期待してくれてるんだな」
人それぞれ、自分なりの問いかけをしていると思います。
この「問いかけ」なんですが、落ち込みやすい人やうつ状態の人は
どちらかというとネガティブに問いかけをしてしまいます。
「今日も怒られたらどうしよう」
「また体調が悪くなったらイヤだなあ」
「ミスしないようにしなきゃダメだ」
実はこういう問いかけをする人は、
常に「出来ない自分」にフォーカスしてしまいます。
「怒られたらどうしよう」=「いつも怒られている自分」
「体調が悪くなったら」=「体調が悪い自分」
「ミスしないように」=「ミスをする自分」
出来ない自分、ダメな自分にフォーカスしている限りは、
そこから抜け出すことが出来ませんし、
ダメな自分というセルフイメージを作ってしまいます。
これを解決させるには、問いかけを変えてしまえば良いのです。
私はクライアントの方に、
「常にプラスの問いかけをしてみてください」
とアドバイスします。具体的には、
「どんなとき楽しい?」
「どんなとき幸せ?」
「どんなときイケてる?」
こんなフレーズを頭の中で何度も繰り返してもらいます。
そうすると、楽しいこと、幸せなとき、イケてるときを
脳が勝手に探し始めます。
朝一番にこの問いかけを10回繰り返すという習慣を
つけただけで、心が軽くなったという人もいます。
私も「どんなとき楽しい?」という問いかけを
頭の中で繰り返していますが、
本当に小さなことでも楽しいことって
いっぱい見つかるんですね。
一日の中で「楽しい」が増えれば、
間違いなくいい状態になります。
はい。今日はここまで。
この習慣を「プライマリークエスチョン」といいます。
一日わずか数秒ですみますがとってもパワフルです。
ぜひ試してみてくださいね。