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「今、何ができるか」 ― 恋愛の苦手意識を例に

この記事が、多くの「できない」意識を持つ人に役立ちますように。


メンタリスト 彩 -sai-(@psychicsorcerer)です。

世の中、ちょうど現在、「外」に向かって行動することが難しくなっています。

そうすると、自分は「○○がしたいんだけど……でも今はできないな」と思いがちです。

そんな時に、こんな考え方をしてほしいんです。

「今、何ができるか」

あるいは、

「今、何ならできるか」


今回は、この考え方を、恋愛したくても踏み出せない人に向けて書いてみます。

もちろん、他のことに応用していただきたい考えですので、恋愛以外に関心ある方もご覧いただければと思います。

(恋愛が苦手な方向けのマガジンもあります↓)


恋愛が苦手な方は、

「自分がアプローチしても、受け入れられない」
「アプローチしても、また失敗する」
「アプローチする勇気が出ない」

というような気持ちを抱きがちです。

このように臆病になるのは、自分が「危険」な状態になる可能性を排除するための、自分自身の知恵でもあります。

それに耳を傾けることも有効でもありますが、

「だからもう、自分は恋愛ができない」

とまで思ってしまうのは、もったいないです。

だって、本当にそうかはわからないですよね?

(恋愛以外で読む方は「恋愛→自分の取り組みたい分野」、「アプローチ→分野への行動」と読み替えてくださいね。以下同様です。)


特に今は、

「こんな状況だから、出会いがない。だから、恋愛に関する活動はもう一切できない」

と思いがちです。

でも、たとえ出会いがなくても、恋愛に向けた行動は可能です。

自分自身に問いかけてみてください。

「今、恋愛のために何ならできるか? たとえ外に行かなくても、恋愛するために何ならできるだろう?」

生身の人に接する機会はなくなっても、自分自身の魅力を向上させる手段は取れます。

コミュニケーションが苦手ならば、ネット越しでコミュニケーションを練習することも可能です。

(そこで出会いにつなげる方向もありえますよね。)


つまり、外出できない現在を、行動を挫く障害と思わずに、単なる範囲の制限だと考えてみるんです。

この範囲内で何をやるか、あたかも、それをゲームの範囲のように考えて、その中での行動を模索すれば、できることは必ず見つかります。


実はこの、範囲の制限という考え方は、最初に書いた、

「自分がアプローチしても、受け入れられない」
「アプローチしても、また失敗する」
「アプローチする勇気が出ない」

という部分にも使えます。

通常なら、アプローチする勇気が出ないなら、勇気が出るように気持ちを強くすることを考えがちです。

それはそれで素晴らしい取り組みです。

しかし、アプローチする勇気がどうしてもつけられないと思うなら、それが自分の範囲の制限と見ればいいんです。

つまり、

「自分はアプローチしないという範囲内でできることをやる。アプローチしない範囲で、何ならできる?」

と問いかけるのです。


基本的に、恋愛が苦手な方は大きなことを考えすぎています。

恋愛をするなら、初めからスムーズにアプローチできて、出会ったその日に好印象を抱いてもらえて、トントン拍子で進んで……という風に。

その考えと、「アプローチする勇気がない」という気持ちとには、ギャップがあるため、結果じれったく悩んでしまうわけです。

それならば、初めから「自分はアプローチする勇気がない人間なんだ。その上でできることを最大限やるぞ!」と考えてしまえば、アイデアはたくさん浮かんできます。

自分を挫く臆病心を、ゲームの範囲の制限だと考えればいいわけです。

(ゲームで、「自分というキャラクターはここは動かせない」と見立てる感じでもいいですね。)


このような考え方でいくことのメリットははかりしれません。

なぜなら、おまけがついてくるんです。

制限した範囲で動き続けていると、人はその制限を破りたくなるんです。

人は慣れる存在なので、「アプローチすることはしない」と制限をつけながら色々と立ち回っていると、そのうちに「行動範囲に慣れすぎて、広げたくなってきた、少しアプローチしてみようか」と思い始めます。

その時に、当初では無理だった範囲に少しでいいので踏み込みます。

勇気がなかったはずの自分に、アプローチする勇気が少しついてくるんです。

そこで、一気に範囲を広げるのもありです。

こうすれば、恋愛が苦手だった部分が克服されていることがわかります。

(外出に関しても同様に慣れがありえますので、その点は十分にお気をつけください。)


コツは、制限範囲内でやれることをやり尽くしてみようと動いていくことです。

そう意識して、全部やろうとして行動していくと、全部やらないうちに慣れが生じてきます。

そこが踏み出すチャンスだと捉えてください。


あなたの中の「○○できない」は、危険を避けるための安全意識でもあります。

無理に抗う必要はありません。

抗う力強さがなくても、できることはあります。

できることをやれば、自分の内面が自己を広げる強さを育んでいきます。

その時に、自分が制限をかけていた意味もわかります。

「自分にはできない」は、とりあえずの自分の制限。

抗わずに、役立てていけばいいんです。


私も制限の中で頑張っていきます。

一緒に頑張りましょう。

あなたは今、何ならできるでしょうか?


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