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「自信のない時ほど、自信のある態度を取りましょう」

このアドバイスは最初は信じがたいかもしれません。

しかし、実際にTEDの心理学者が行った研究によると、自信に満ちた態度を装うことで、心理的なパワーが得られることが科学的に証明されています。

パワー・ポーズの効果的な実践方法

パワー・ポーズとは、体を大きく広げるポーズのことです。

例えば、両手を大きく広げたり、腰に手を当てて立ったり、足を机の上に大胆に投げ出して座ったりすることが含まれます。

このようなパワー・ポーズを2分間程度行うことで、心の変化が起こると言われています。

逆に、背中を丸めて下を向くようなポーズは、ローパワー・ポーズと呼ばれ、内気な気持ちやストレスに敏感になる原因となります。

したがって、面接前などではこのポーズを避けるべきです。

また、椅子に座ってスマートフォンを見ていると、無意識にこのポーズになってしまうこともあるので注意が必要です。

心とボディランゲージの相互作用

自信に満ちた人と自信のない人では、ホルモンの分泌に違いがあるとされています。

具体的には、男性ホルモンであるテストステロンとストレスホルモンであるコルチゾールの分泌量に差があり、自信に満ちたリーダーはテストステロンが多く、コルチゾールは少ないと言われています。

実際に、パワー・ポーズの効果を調べるための実験が行われました。

被験者には、力強いハイパワー・ポーズと力の弱いローパワー・ポーズのいずれかを2分間取ってもらい、その後ストレスを感じる試験を受けました。

その結果、ハイパワー・ポーズのグループではテストステロンの分泌量が増加し、コルチゾールの分泌量が減少していました。

一方、ローパワー・ポーズのグループではテストステロンの分泌量が減少し、コルチゾールの分泌量が増加していました。

つまり、ハイパワー・ポーズをとることでストレスに強く、自信に満ちた気持ちを引き出すことができるのです。

自信を持つまでふりをし続ける

このアプローチの提唱者は次のように言います。

「Fake it until you become it!(本物になるまでふりをし続けなさい)」

自信が本物になるまで、自信を装うことをやり過ごすのではなく、ふりをし続けて自分自身を自信に満ちた状態に変えましょう。

たった数分のポーズで自分自身をパワフルな存在に変えることができるなら、これは素晴らしい習慣です。ぜひ試してみてください。


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