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精神障害者になってからの友人との距離感

私は大学4年のときに統合失調症を発症した。もうかれこれ4年の付き合いになる。

有難いことに病気になってから離れていった友人はいないが、逆に自分から離れる選択をした友人たちは何人かいる。
精神障害者になってから「友人に病気持ちゆえに気を遣わせているんじゃないか」「障害者の自分が友人なんて嫌ではないだろうか」などと色々と考えてしまった。
これは統合失調症 特有の被害妄想なのだろうか。

病気との付き合いが長ければ長くなるほど同じ病気持ちの友人が増えてくる。
そうすると、同じ病気を持っているからこそ共感する部分。健常者には分からない部分を共有することができとても居心地がいい。(どちらかが崩れると大変な面もあるが)
その居心地のよさに浸ってしまうとどうしても私は健常者と接する時に緊張してしまう。「変なことを言っていないか」「迷惑をかけていないか」など。

今日も高校時代の友人たちとLINEでやり取りをして逆に気疲れしてしまった。
病気との付き合いが長くなり、同時に障害者歴も長くなり過去に友人たちとどう接していたのか分からなくなってきた。

私が健常者だった頃。やはり病気の人には気を遣っていたのだけれど、病気持ちもこんなに気を遣うなんてこっち側になって初めて知った。

健常者とか障害者とかそんな括りに囚われるのはやめようと思うのだけれど、もう病気になる前の自分が分からない。だから友人たちとどのような距離感でやっていけばいいのか分からない。

ああ、悲しい。私は病気に毒されてしまったのかもしれない。
早く医療が発達して障害者という括り自体なくなればいいのに。そしたらまた私の方から気を遣って離れた友人たちとまた昔のように語り合えるのだろうか。

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